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「今」から始める

はじめまして、こんにちは。

主婦業の傍ら手仕事に日本の伝統工芸の1つ「つまみ細工」をぼちぼちと作っております。

現在、ブラジルの静かな田舎町で暮らしております。

初めて来たのは、2019年7月。

ようやくこちらに来て1年になろうとしています。

しかしながら年末年始は一時帰国したり、、なので、ずーーとこちらで過ごしていた訳ではありません。

先日、久しぶりに日本に住む友と文明の利器であるネット回線を使用して、こちらブラジルと日本でお喋りしました。

6年ぶり位にお互いの近況を知ることとなり、「結婚」「出産」「転勤」「転職」「引っ越し」等々、「今どこで何をしている」話に花が咲きました。

「女子トーク」お互いいくつになろうとも。。盛り上がります!

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年末に日本に一時帰国してからこちらブラジルへ戻ってくるとき

それは、2020年が始まったばかり。

2020年は、日本で夏にオリンピックが開催される予定で、スポーツ好きの相方は「また絶対、夏には日本に一時帰国してオリンピックを観る!」と宣言しておりました。

まさか、歴史に残る「新型コロナウイルス」のパンデミックが起ころうとは!!!です。予想だにもせず、、です。

中国から始まり、韓国、日本などアジアへ広がった「ウイルス」はあっという間に欧州、欧米に広がりました。そして今感染の中心は南米となりました。

今年2月末頃、ブラジルではカーニバル休暇が始まるころです。

私達もお休みを利用して旅行へ出かけようしていたとき直前にみていたニュースで「武漢閉鎖」の報道があり、私はすぐにSARSの記憶が蘇りました。

「これはやばい」・・・SARSの時よりも強く感じ、嫌な感覚を持ったまま旅行へ出かけました。その後、リオのカーニバルの賑わいを放映する番組を観たのをとてもよく覚えています。(現在とのあまりのギャップで)

3月第2週目には、全ての学校が休校になり、お店はすべてPM6時までの営業となりました。その翌週には市・州移動が禁止、Life Lineに関係するお店以外はすべて営業停止。レストランなどの飲食業は、デリバリー対応のみとなりました。

薬局から消毒用アルコールが消え、スーパーからは塩素、次亜塩素酸ナトリウム入りの洗剤もなくなりました。しかし、それは一時的で今は沢山、店頭に並んでいます。ブラジルは殆どマスクをする習慣はなくて、マスクは「罹患している」人がするもの、、という認識だそうです。(← 今は違います)その為、使い捨てマスクは売られているのを見た記憶がないです。今は、マスク着用が義務付けられ、殆どの人はお手製⁈布製マスクを着用し、マスクをしていないとお店には入ることが出来ません。

日本では、ある一定の品(トイレットペーパー)が「買い占め」「買いだめ」による品薄になり、、との報道を見てこちらブラジルではどうなるのだろう?!と心配していたら、全くそんなことはなく(都市部ではあったらしいですが)で、それは未だ謎?です。スーパーの買い物カートに大量にものを買い込んでいる地元の方もいましたが、普段も週末に買い物へ行くとそういう方を見かけるので、違いが判りませんでした。今改めて考えたら、、でもあの頃、普段より買い物客は多かった、と思いだしています。

TVでポルトガル語のニュースを見ても判らないし、報道されているのはサンパウロやリオなどの大都市ばかり。自分の住んでいる地元の情報が全く解らない状況。日本人でお子さまを地元の学校へ通わせている方がいて、それ用のグループチャットのやり取りがあるので、そこで仕入れた情報を私などへ教えてくれる等、、、同じ日本人ということもあり大変親切にして頂いています。

相方(旦那さま)は仕事の立場上帰ることは出来ないから、私だけ言葉が通じ、医療水準も安定している「日本へ帰国する」という選択もありましが、その話が出たころは、日本でも非常事態宣言が発動していて、日本が安全というわけでもなく、どこにいても感染リスクは避けられなくなっていました。

私が感染したら・・パターンや相方が感染したらパターンなど想定して後悔しない方、、悩む隙なく私はここに居ることに決めました。

ブラジルから日本へ行くためには、飛行機で最低1回は乗り継ぎが必要になります。通常なら、アメリカ経由かヨーロッパ経由、他メキシコやドバイなどありますが、アメリカは5月26日からトランジットを含むブラジルからの入国を禁止にしました。他の経由地もいつ変更されるのか?先が見えない、、考えても答えは出ません。

そして、2020年も半分経過。6月に入りました。日本の自粛解除宣言をニュースで見ながら、終息の兆しが見えないブラジル。今まで閉鎖していた公園やジムが開き始めました。

新型コロナの感染を防止したいが、これ以上経済活動を止めるわけにもいかない。新しい生活様式への変化を求められています。

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致死率100%・・・

今のところこの地球上のすべての生き物に当てはまります。

私個人的には「どこでその時を迎えようとも致し方ない」と考えているのでそれがここブラジルなのか、日本なのか、はたまた・・・

日本に居た頃は思い立ったら吉日!とばかりに行動に移すことが多かったのですが、こちらブラジルに来てから、環境や状況の違いもあり「日本に帰ったら・・・」と枕詞のようにそう考えている自分に気づき「はたっ!」としました。日本に帰ったら・・・っていつになるか判らない。帰れる保証もない。何だかんだと理由を付けて「先延ばし」している理由に今更ながら気づきました。

だったら「今」から始める!

出来ることは、始めよう、始めてみよう。先延ばししていた案件について改めて調べ、そして今ここで出来ることを始めてみることとしました。始めたことはそんな大したことではありません。でも自分のペースで「やろう」と考え付いたことは「今から始める」ことにしました。


先日の女子トークで色々なことにチャレンジし続ける友たちの近況を知ることで更にやる気と好奇心も上がり、声を聞けば懐かしくリアルにオフラインで会いたいものだ、、と思いました。

日々お互いが元気で会えることを祈り、そして「会いたいヒト」がいる幸せにも感謝です。

先送り案件に着手しながら、引き続き「つまみ細工」を作っています。材料は日本から持ってきている分があるので、その材料でぼちぼちと作っています。布など沢山持ってきましたが無くなってしまったら、こちらブラジルの現地調達かな?!それもまた面白いかも、、です。

今までの作品はInstagramにUPしております。

一部作品は、オンラインサイトでも販売させていただいております。


その他の作品は、高松にあります「フランス料理 シェ・テス」さんで委託販売もしています。

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ここまでお読みいただき有難うございます。

引き続き「日々の閃きと喜び」等々綴っていきたいと思います。

感謝です。













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