脱!不毛!アラフィフ『再』婚活日記#003 男だから・女だから

世の中がどんなふうに変わろうとも、私は女に重い荷物を持たせて「男女平等じゃん?」などと言う男は、絶対に好きになりません。まぁ今までそんな男に出会ったことないですけど。
私は昭和生まれ昭和育ちのオバサンなので、昨今のジェンダーナントカとか、ハラスメントナントカには「?」な部分があります。職場で「髪切ったの?」「その服かわいいね」と声をかけただけで、セクハラになるとかなんとか。ではコミュニケーションとして、話のとっかかりはどう得ればいいのでしょう。天気のこと?(しょーもな)別にそんなにあなたに興味ないっての。

昔は『男の甲斐性』という言葉がありました。今ではきっと死語でしょう。
私の元夫は、何も知らない周囲からは『甲斐性のある男』と認識されていました。
二十歳の成人式。私の毒親2人は何かしてくれる気配が全くなかったため、自分もお金を持っていないし、成人式には出ないつもりでした。ですが当時まだ結婚しておらず、ただの彼氏だった元夫が、貸衣装から着付けまで全部費用を出してくれ、私を成人式に出してくれました。本当にこれは今でもすごく感謝しています。
普段食事に行く時、旅行に行く時も、彼はほとんど私にお金を使わせませんでしたし、誕生日には結構な額の物を買ってもらったりもしていました。彼の方がいい企業に勤めていて、年収が高かったこともありましたが、結婚してからも、金銭面で苦労したことはありませんでした。
だからこそ精神面で辛くても我慢できたのかもしれません。私には自由に使えるお金があったため、一時期買い物依存症に陥っていました。やはりお金はあっても精神が満たされていなければ、人間は壊れてくるのです。
離婚して一人暮らしを始めて、生活の全てを自分の稼ぎだけで賄わなければいけなくなったので、無駄な買い物をしている場合ではなくなりました。
一人になって精神が安定しているせいか、物欲がなくなってきたせいかは分かりませんが、今はただただ「あの時の無駄な買い物、全部貯金してたら今頃…」と後悔するばかりです。

私は『男がおごって当然』とは思っていません。
普段食事に行くなら割り勘でと思っています。
ですが、この『割り勘』の定義。
「男の方が明らかに飲んだり食べたりの量が多いのに、キッチリ割り勘か?」
と疑問に思うのです。
よく言われるのが、お酒を飲まない人がジョッキを何杯も飲むやつの分まで、割り勘にして払わないといけないのはなんなんだ?というお酒の席での話。
私もお酒は飲まないのですが、私の場合、数人いると必ず「飲んでない人は少なくていい、自分らが払うから!」と言ってくれる人がいて、「千円でいいよ」とか言ってくれる。だから飲みの席で不満に思ったことはないのです。同時にそういう気遣いができる人に恵まれていたのだと思います。
きっちりしようとすると、伝票から自分の飲み食いしたものを抽出し、合計して払うのがいいのでしょうけど、面倒ですしそんな細かいやつは次回から誘われないと思います。
どっかで損してるかもだけど、きっとどっか得してる。人生ギブアンドテイクです。

先日、アプリで知り合った方とお会いしました。
その方とは、メッセージやLINEでは盛り上がったのですが、電話で話すと「ん?」と引っかかる部分があり、会う場所を決める時にも「んん??」と思うこともあったりで、うっすら「ちょっとこの人はないかも」と思いながらも挑んだのです。
案の定、会ってから店に入って席に案内された時、注文する時、注文された料理が届いた時、会話の内容、会計してから帰るまで、帰ってからのLINE。
すべてにおいて「あぁ、あまり気遣いができない人なんだなぁ」と思いました。
細かいことはこの場で書かないでおこうと思いますが、男だから、女だから、じゃなくて、初対面だろうが恋人だろうが友達だろうが、『人として』こういう時ってこうするよね?というところが欠けていたのです。
相手の方は「またどこか行きましょう」と言っていますが、もう二度とお会いすることはないでしょう。

今は男だから・女だからと言えば怒られるのかもしれませんが、絶対に『性差』というものはあります。男の方が力は強いし、子供は女にしか産めない。
どっちがやっても同じことはどっちもやればいいし、得意な方、好きな方がやればいい。
お金だってそう。男に出してもらって当然と思っている女もいれば、デート代は全て割り勘と思っている男もいる。そりゃもういろんな人間がいるから、いろんな思考があるわけで。その中でマッチングする人を探すしかないのだ。
私は古いと言われようとも、レディーファーストの精神がない男はいやだけど。

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