脱!不毛!アラフィフ『再』婚活日記#014 暗い日曜日

私は寝不足に弱い。
ちょっと寝不足が続くと自律神経が乱れる。
なので、休みの前日も普段と同じ時間に寝るようにして、同じような時間に起き、なるべく睡眠時間は確保して、規則正しい生活を心掛けている。パニック障害の経験から得たものだ。
直近で付き合っていた男(不毛)は、うちから家が遠かった。
金曜日の夜にうちに来ると、翌日朝から用事があるとかではない限り、自分から「帰る」とは言わないので、私が「そろそろ帰ろっか。遅くなると危ないし。」と言って、帰るよう促していたが、「うーん」と言いつつ、そこからダラダラと1時間くらい経過する。
決して私と離れがたかったのではないと思う。帰るのが億劫だったのだ(知らんけど)。
私は相手を気遣うフリをしていたが、腹の中では「早くお風呂に入って寝たいからもう帰って。はよ!」と思っていた。それでなくても1週間最終日の金曜日の夜はクタクタで、早々に睡魔が襲ってくる。
だけど結局、会った日は寝るのが深夜1時2時になって、翌日休みとはいえ、身体がしんどかった。会うのはだいたい隔週だったので、もっていたのだろうけど。
それならそうと、そういうふうに相手にやんわりはっきりと言えばいいのだろうけど、カドが立たないように上手く伝える術を持たず、おかしな気を遣ってストレスを溜める。それが私。そこは結婚してる時から変わらないな、だめだな、と思うんだけど。
さらにだめなところは、その気遣いを相手に求めてしまうところだ。
男は女と違って、細やかな気遣いや共感が苦手な生き物だっていうことは理解しているが、「なぜそこで一言、こう言えないのか?」と思うことがめっちゃある。

アプリで知り合って最初に会った人は、平日お互いに仕事から帰ってきてから夜電話をする前、必ず「今、電話大丈夫ですか?」とLINEを入れてきていた。用事済んで落ち着いた?との意味だ。
電話を繋げてからも、「ごはん食べた?」「お風呂はまだ?」(ドリフか笑)と聞いてくれて、長話になりそうな時でも頃合いを見て「きよきらさん、お風呂まだでしょ?遅くなっちゃうからそろそろ。」と切り上げてくれた。この人、こういうところは良かったな。
というのも。
昨夜、Uさんと電話で話した。
前日に「明日の夜、電話しませんか?」と言われて、「いいですよ。明日は用事もないし、夜は家に居ると思います。」とは言ってあったものの、まだまだ気心知れていない間柄なので、時間も決めていないことだし、「今から電話しても大丈夫ですか?」って一報あるのかと思っていたけど、なくていきなりかかってきた。
それはまぁいい。LINEだのメールだのなかった時代って、電話なんて突然だったし。
会って話した時に、自分のことばっか喋る人だなーと思っていたし、ここにも書いたと思うが、やっぱり自分のことばかり話す。間違いない。
メッセージのやりとりではいい塩梅にこっちにもネタフリしてきていたけど、実際に話すと、怒涛の如く自分のことを喋る。
我や癖というわけじゃない。自分の確固たる信念を押し付けるわけでもなく、マウントを取るわけでもない。ただ自分に起こった出来事や思いを、こちらが突っ込む隙なく喋り続ける。
自分の話を聞いてほしい、解ってほしいという意図なのかもしれないが、私はただただ相槌を打つしかなく、置いてけぼり。「ふーん」「へー」「そうなんだー」に始終した。
私がどんな人なのか、どういう毎日を送っていて、どんなことを考えているのか、気にならないのだろうか?そんなことよりも、自分のことを知ってもらう方が先なのだろうか?私、一方的に話聞く係じゃないんですけど?
だんだんしんどくなってきて、時計をチラチラ見ていた。切り上げるチャンスを狙っていたのだが、話が途切れない。
気が付いたら日付けを越えていた。向こうは仕事だし、「もう0時過ぎたし、そろそろ。」と、やっと切り出せた。
電話を切って通話時間見たら3時間超(!)。疲れてぐったりした。
最初に私は、ごはんは食べたか、お風呂は入ったか、と聞いていた。全部済ませてあとは寝るだけ、と言っていた。だけど向こうは私に一切聞かなかった。私が土日休みなのは知っているので、休みだからいいだろうと、そこまでも思っていなかったと思うが、いろんな話を聞いていると、一つのことに集中すると、周りが見えなくなるタイプなのかな?とも思った。
私はごはんは済ませていたけど、いつかかってくるか分からない電話を待っていたのでお風呂はまだ。
言われるのを待っていないで、自分から言えばいいんだろうけどね。「お風呂まだなんで、入ってくるね!」と。おそらく相手はそんなことに気が回っていないし、言われて「あーそう言えば」と気付くのだろうけど、私はそういうところを、こちらが言わなくても汲んで気遣ってくれる人がいいのだ。

私みたいに細かい部分であれが嫌、これが嫌、と言っていたら恋人なんてできない。ましてや再婚なんてできないことは分かっている。
お互いに全く知らないところから入るのだから、徐々にすり合わせていくものかもしれない。
でも『何でも誰でもどんなんでもいいから』というわけではない。妥協して精神的・肉体的に負担でストレスの元になるような付き合いをするなら、独りでいる方がよっぽどマシなのだ。

加工なんてしなくても十分カッコいいだろうに、50過ぎたオッサンがビミョーな加工してる写真の人からいいねがついていた。
この加工さえなければ絶対いいね返してるのに。

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