kiyokayo

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イラストを描くことと、こけしの絵付けをしています。 ホームページ「こけし堂」 http://kokeshidoh.main.jp/ インスタグラム https://www.instagram.com/kiyosawakayo/

マガジン

  • 東京ありがとう連載「こけしの恩返し」

最近の記事

言葉にできない感覚

精神世界、心や魂の世界に興味があって そちら方面を学んだり感じたりしてきたここ数年。 アトピーの治療もなぜかフィジカルよりメンタルからのアプローチの方がしっくりきて、 大元である魂の部分から治そうとしてきた。 魂の視点、私の魂が求めていること、 課題、 玉ねぎの皮を剥くように 一枚剥けたらまた一枚、 そうやって磨いていくことがきっとこの先も続いていくんだろう、 けれど、 去年から徐々に魂から肉体、身体の方にようやく目を向けられるようになり、 身体からのアプローチのおもしろさに

    • 脱皮中

      数週間前から 首が痒くて痒くて痒くて痒くて 掻きまくっている訳だが、 一向に掻き止むことなく掻き続ける日々である。 今回の痒みは後頭部にまで及んでおり、 今まで頭皮の痒みは何とか免れてきていたのだが ついに満を持しての決壊のごとく 膿が出ては固まり、また掻いては膿を出し の繰り返し。 季節の変わり目、ということもあるのかもしれないが、 これは脱皮の一環と私は捉えている。 特に痒みの強い首の後ろ、 ここから私の何かが出ようとしている。 この分厚い冷たい皮を剥ぎ取って、 美しく光

      • 生涯現役

        朝から雪が降っている。 春だな〜という日々だったのに、 青天の霹靂のような雪。 三寒四温の振り幅が大きい。 昨日は晴れていて光が眩しかった。 眩しい光の中、 母の車を運転してお墓参りに行ってきた。 随分墓には行っていなかった。 お彼岸の初日の明け方、夢をみていた。 母方のおばあちゃんと、父方のおばあちゃんのお姉さんと、大物イラストレーターが出てきて、 「生涯現役」という言葉をもらった。 意外な三人の取り合わせと、「生涯現役」というメッセージ、 かなり衝撃的で、 起きてからぼ

        • ソファを買う

          先日、自転車の不具合を直した。 ちゃんと全身メンテナンスしてもらい、 へこんでばかりいた後輪もパンパンに復活し、 スイスイ快適に走れるようになった。 そしたら俄然自転車に乗りたくなるわけで、 暖かくなってきたことも相まって、 今日は念願のソファを求めに数駅先の家具屋さんまで行ってきた。 ソファはずっと欲しかった。 今までの暮らしの中で、私は「くつろぐ」ということをしてこなかった。 部屋はくつろぐものではなく、作業場としての役割が一番だったので、 暮らしを楽しむ、というような考

        言葉にできない感覚

        マガジン

        • 東京ありがとう連載「こけしの恩返し」
          21本

        記事

          春の足音

          3月になり、着実に春の気配を感じている。 寒い寒い長野の冬を越えた時の あの喜びを感じるまであともうわずかではなかろうか。 極寒のバイト先で、カイロを使わず厚着だけで寒さを感じず過ごせるようになってきた ということは、 これはかなり春の気配である。 どんだけ過酷な環境で働いているか、ということはさておき、 水に触りたくなったり 締め切っていた部屋の間仕切りを開けたくなったり 自転車に乗りたくなったりするのは、 春が近くに来ているからに他ならない。 寒くて辛い冬を乗り越えて春を

          春の足音

          シンクロニシティ

          昨日、石コースターと出会うという一件があった訳だが、 今日も今日とてミラクルなことが起こった。 ある場所へ映画を観に行ったのだが、 今日起きてからなんとなく、あ、あの人に会いたいな、 と思っていた人が、 映画を観終わって外に出たら、目の前にいた。 あ!と思って嬉しくなって手をふって、 「また会いたいなと思っていたんです!」と話をして、 そしたらこれから喫茶店に行くのだけど一緒にどうですか、という話になり、 車に乗せてもらって喫茶店へ行って お茶して帰って来た。 その喫茶店もず

          シンクロニシティ

          ハイブリッド

          最近、石のことが気になっていた。 石といっても、その辺に転がっている石ではなく、鉱石の方。 水晶とか、アメジストとか。 それと並行して、コースターが欲しいな、と思っていた。 マグカップとかコップとかの下に敷く、布のあれ。 欲しいメーカーのものがあって、でもここら辺には売っていないから どこか売っているところと出会ったら絶対買おう、と思っていた。 今日、友人と車で出かけた帰り、松本に寄った。 無印で買いたいものがあり、候補の無印が3店舗あったのだが、 じゃあイオンに行こうか、と

          ハイブリッド

          Art

          あ、今日は2022年2月22日だった。 2022年2月22日の2時22分に何かすごいことが起こりそうな気がしていたのに うっかり見過ごしてしまった。 なんてことない、時別な一日。 全ての日が、そうなのだ。 最近思うのだが、 明日や明後日、自分が生きているなんて保証はどこにもないのに、 いとも簡単に明日や明後日の約束をする、 さらには1ヶ月後、3ヶ月後、もっとしたら1年後の約束をする人もいる、 それってなんて無謀なことだろう、 と思う。 だって、絶対に明日生きている、なんて、

          オーラ期

          3年前の年末だったと思う。 まだコロナが始まる前の12月、 私はなぜだかわからないけれど 一日中「オーラの泉」を YouTubeで見続ける、 という時期を過ごした。 多分1ヶ月くらい。 年が明け、2月だったと思う。 大好きで通っていた美容院に行って髪を切ってもらっているとき、 スピリチュアルな話題となり、 その美容師さんがことあるごとに見てもらっている「見える方」の存在を 教えてもらい、 帰ってすぐに検索したらちょうどセッションの予約を始めたところだったので 予約をしたら運よ

          オーラ期

          本気

          ベストなタイミングでものごとは進んでいって、 それは自分の力ではどうにもならないことで、 微力にすらならない自分の力を思い知ると、 もう手を離して力を抜いて浮くしかないな、 と気づく。 そして、そのおおきな存在は、 私たちのこと、無条件に受け入れ愛してくれている。 1ミリも、「こいつのこと痛めつけてやろう」とか思ってない。 起こったことが、自分にとってとても嫌なことだったり苦しかったり悲しかったりしたとしても、 嫌な思いさせてやろう、苦しめてやろう、悲しめてやろう、 と思って

          ドラマ好き

          私はドラマが好きだ。 私のドラマ好き、始まりは小学生の頃まで遡る。 東京ラブストーリー、あすなろ白書、愛という名のもとに、振り返れば奴がいる、 ひとつ屋根の下、素顔のままで、17歳、君といた夏、101回目のプロポーズ、、、 こうやって書き出すとフジテレビばっかりだ。。。 TBSで言えば、ダブルキッチンとスウィートホーム。。。 子供ながらに、キラキラした大人の世界に見入っては、 いつか私にもこんな時代が訪れるのかな~と夢見ていた。 中学生になり、忘れもしない名ドラマ、ロングバケ

          ドラマ好き

          洗濯機と冷蔵庫

          今の家に引っ越して3ヶ月経つが、ずっと心に引っかかり続けている存在、 それが洗濯機と冷蔵庫である。 東京から長野へ引っ越すとき、洗濯機と冷蔵庫を手放すか、持って行くか、すごく悩んだ末、洗濯機は手放し、冷蔵庫は持って行くことにした。 洗濯機も冷蔵庫も大学進学で上京したときから使い続けていたものなので、そろそろお役目終了で休ませてあげてもいいかな、とも思ったけれど、まだ使えるものを捨てるというのはすごく気が引けて、悩んだ末、洗濯機は洗濯槽の汚れが酷そうだったので手放すことを

          洗濯機と冷蔵庫

          谷底の春

          先日の満月くらいから、急に春が来たような感じがしている。 空気の温度が上がった。 風がもう冷たくない。 ふと周りを見渡せば、今までになかった色が出現している。 川の中州のハゲ坊主だった木に、けぶるような優しい緑の新芽が揺れる。 この前まで何の木かわからなかった木がピンク色に咲き誇っていて、 あなた桜だったのね、と気づかされる。 道の脇にはオオイヌノフグリやヒメオドリコソウやムスカリやユキヤナギが小さな花を咲かせている。 春だ。 こんなに春が嬉しいのは、多分相

          谷底の春

          この名前を選んだ理由

          前回書いた記事、「生まれる場所を選んだ理由」の続きのはなし。 あの日実家に帰った理由は実は実家に帰りたかったのではなく、その先にある松本に行きたかったから、であった。 今住んでいる場所には「街」を感じられる場所がなく、なんとなく閉ざされた感じのする場所で、谷底にいるような毎日に停滞感を感じてしまい、私は「街」を感じたくてうずうずしていた。 だから回数券の期限を機に、街へ出よう、と思ったのだ。 松本は楽しかった。 素敵なお店があって心踊った。 人がたくさんいて活気を

          この名前を選んだ理由

          生まれた場所を選んだ理由

          この前、久しぶりに実家に帰ることにした。 理由は、もうすぐ期限切れの電車の回数券が2枚あったから。 早朝8時過ぎの電車に乗り、実家の駅へと向かう電車の中で、 窓から入る朝日を浴びながら景色を眺めた。 数ヶ月前まで週4日通っていた見慣れた眺めは、 冬を越え、春の芽吹きの景色に変わっていた。 いつも帰りは真っ暗の車窓だったから、実家へ向かう方向の明るい景色を見るのは初めてで、いろんな発見があった。 どんどん山へ入っていく景色を眺めながら、ふと思った。 私があの家を

          生まれた場所を選んだ理由

          移住で思ったこと 02

          学生時代、実家で暮らしながらよく感じていたこと、 それは、「どこへも行けないような感覚」だった。 実際はどこへだって行けるのだけど、なぜか、ここにいたらどこへも行けないような気がして、実際は広々とした空が広がっているのに、なぜか、すごく狭い場所へ閉じ込められているような、そんな感覚を感じていた。 だから、ここから出たい、 実家から、長野から、出たい、 そうしないと私の人生は一歩も前へ進めない、 そう思っていた。 なりたい自分になるために東京に行く、 それは私に

          移住で思ったこと 02