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海へ行く

海へ行ってきた。

伊那から下道で約4時間、
いつまで続くのだろうと思うくらい長い山道を越えた先にあった
浜松の海。
久しぶりに見る太平洋は
広大で、広大で、
本気の自然を感じさせてくれる。
誰もいない海岸
見渡す限り、海と浜
向こうからやってくる大きな波
ちょうど満月だったからか、
海は大きく波うち荒れていたけど、
たまらず足だけ浸りに入る。
思ったよりも冷たくて心地よい。
風がびゅんびゅん吹いて足が冷たいから
暑さが気にならない。
暑い時は海に行くのがいいのだな、と思った。
やってくる波に
たくし上げたズボンが浸ってびしょびしょになりながらも、
心地よい足の感覚に身を任せ、
しばらく海と戯れる。

海に行くと、心も身体もととのう。
顔のアトピーも、なぜか痛くもかゆくもなく、
湿気を帯びた海風が優しく癒してくれるようだった。
自然の中に行くということが、
きっと何よりもの治療になるのではないかな
と思った。
ただひたすら海を眺め、浸る、
それだけで、
今までぐしゃっとしていた頭から余計なものが洗い流され
クリアに、スキッと、前を向けるような気持ちになれる。

展示が終わり、次の展示へ向けて、舵を切っていかなければならないのに、
なんだか全然前を向けなくて、
これは海だ、と直感した。
海へ行くことが、きっと次へ向かうことにつながると思った。
本当に、そうなった。
直感に従うこと、
行きたいと思ったら、行く。
それを叶えられる環境に今自分があることが、
とてもありがたいことだと思う。

海の風にさらされ、
波で洗い流され、
夏の太陽をしっかり浴びて、
エネルギーがチャージされた。
次へ向かっていこうと思う。

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