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2020.6.20.「お父さん」

いつも通り寝かしつける時。
ふと思い出した…

いつも通りいさねくんを寝かしつけてたらこの子の将来を考え始めた。
ぼくが死ねばどうなるのか?
この子の自己意識みたいなものはどこまで成長できるのか?
ぼくの「死」は理解できるようになるのか?

たまにこんな風に無駄なことを考えてしまう自分がいる。
だからこそまた毎日が楽しくもある。

そんな無駄な思考の最中、「パパ」というワードがぼくの中で引っかかった。

ぼくのお父さんはぼくが小学四年生の時に自殺した。
ぼくがお父さんへ抱く感情は最悪のままだった。

仲良くなんてできなかったし、出来るだけ一緒の時間がないように避けて避けて避けてた。

楽しい思い出なんてほとんどない。

嫌な思い出がほとんどだ。

ただ、思い返せばたった一つの良い思い出が真っ先に思い浮かぶのは不思議なこと…。

パパになってお父さんのことがすごく気になるようになった。

あなたの事が知りたい。

お父さん。


ぼくはあなたのようなお父さんではないけど、ぼくが思う大好きなパパになれてると思う。

酒を飲めば暴れて大好きなゲームを壊された
それで家族がバラバラになりそうなこともあった
泣き虫なぼくが泣けば外へ引きずり出したり
弱いぼくを見つけたら相撲をして投げ飛ばし男なら強くなれと言い
勉強ができないことがわかると厳しく机に座らせ夜遅くまで勉強させた

今思えばいい思い出。
それでもあなたを思い出す。
だからこそ思い出すのかもしれない。

お父さん。
あなたのことを知りたい。

父という同じ肩書きを手にしてから
お父さんのことが気になります。

お父さんのお陰かな?

酒を飲んで暴れる酒癖の悪いやつがすごく嫌いです。
殴ってでも止めたくなるんだ。

泣き虫なぼく…、相変わらずだけどそれは強さだと思ってる。

それがまた強さだと思ってる。

勉強はできないけど、好きなことには夢中になれる。

全部お父さんのお陰かな?
今、あなたに会いたい。

お父さん。

お父さんが死ぬ直前、最後に声を聞いたのはぼくだった。

逃げるように、タイミングよく遊びに行けたぼく。

もしそのまま家にいたらどうなってたかな?
自殺しなかったかな?
それともぼくも巻き込まれたりしたのかな?

わからないけど…
わからないけど…

今はお父さんに会いたいよ?

少しでもあなたのことが、あなたの人生が知りたい。

あなたの息子だと胸をはりたい。

「お父さん」って呼びたいなぁ。


さてと。

またね。

今日、ふとあなたを心に感じたので書いておきます。

きっとこれからも同じようなことを書くときが来ると思う。
その時はまた書かせて頂きます。

ぼくの自慢の息子は知的障害をともなう発達障害の子。
お父さんが接していたらどうだったんだろうか?
受け入れれなかったりしたかな?

ぼくらは仲良くやってるよ。
どんな息子も自慢の息子。
親子ってより友達に近いからね。
それでも肩書きは一応ねっ。

それじゃまた。

同じ肩書きを手に入れた息子より。
お父さんへ。

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