ぼくらの暮らし｜2021.7.18

湯船に浸かろうと思ったら追い焚きされておらず思わず女子みたいに叫んだ人、きよひとです。
　
おはようございます。今日は日曜ということで、日曜と言えば…？？？
そうですね。サザエさんかイサネさん。つまりは「ティムサーカスTV」の更新日ですね！繰り返し、毎週日曜18:30はサザエさんかイサネさん、「ティムサーカスTV」をよろしくお願いしますです。
　
このご報告もまだまだ続きますので覚悟してくださいね。
磯野家も最高ですが、大坪家も最高ですよーーーーっと。
　
大坪家では、たらちゃんよりも年上のイサネさんが主役ですが、言葉はいくらちゃんなのでその辺りが一番のポイントなのかなーっと思いますので、イサネさんのことを注意深く見て頂きなんやかんや察してもらったらなと思いますです。
　
言葉の壁を越えるイサネさんっす！
ぜひ皆さんも、言葉の壁を壊す「進撃のイサネ」ご覧ください！！！
　
サザエさんから180度番組変わった…
　
　
それでは今日は日曜なので子育て日記というよりかはエッセイみたいな感じでお届けしようかなと思います。なんや、ホニャホニャと書いていきますのでお付き合い頂けると嬉しいです。

　
　
｜ぼくらの暮らし
　
イサネさんの障害が分かってから早三年。闇、不安、涙、そんなことから始まりましたが、すっかり今ではこんな感じ。闇が晴れたのは嘘ではないけど、けどこれからも闇に包まれることはあるなと感じたり、不安が全てなくなったかと言えば嘘になり、でもあの時の涙は本当に本物で、辛い経験をしたなーっと自分ながらに思います。
　
何が一番辛かったかって、この目の前の出来事が自分自身に降りかかった”障害”ではなく、輝かしい希望を抱いた”子供”に降りかかったことだ。この痛みはぼくの今までの人生において間違いなく一番と言えるし、これからもこれを越えるものはないと思う。

　
我が子とは言え他人だ。そんな他人が抱えたものでこんなにも痛みを感じ、そして絶望するなんてね。こんな痛みもあるもんなんだな。今ではそん痛みを味わえた自分は沢山の人より痛みに強いと誇りに思うよ。間違いなくイサネさんが教えてくれたものだ。
　
思いがけない贈り物をぼくなりに受け取れたと思うし、これがまた沢山の人を思える優しさに繋がると思う。そう思えば喜びに変わっていき、これが深い味わいになっていくね。
　
人生とは本当に味わい深いもんだなーっと…、噛めば噛むほど味わいのあるガムってあったら食べたいでしょ？それが人生でそれが子育てでそれが障害さ。………、ねっ？
　
　
子供の存在がこんなにも自分自身に影響を及ぼすなんて考えてもなかったよ。
「子供ができたら何したい？」こんな質問に「クワガタを取りに行く！！！」
胸はって自信を持って大声でこう答えたもんさ。
　
それがなんだ？クワガタどころか一緒に出かけることさえ一苦労。ご機嫌を伺い様子を伺い、無視できないイサネさんの心情が大きく響く。草を分け、木を潜り、蚊に刺され、未知の巨大な昆虫との出会いに大声を出し、変な名前を名付けるのは夢の話。
　
そんな夢の話は無視しよう。虫だけにってことね？
　
お陰で見つかったものがあるのは無視できない話。イサネさんの障害さ。
厄介なのは思わず無視してしまいがちってことなの。多くの人は目に見えないものを無視しちゃうでしょ？目に飛び込んできたものが普段目にしてるものと様相が違えば、何かしら訴えるものが瞬間的にあるんだけどね。その瞬発力が弱いのはある意味大変だ。

　
最近でこそ「発達障害」って言葉が浸透してるものの、そこにさらに「知的障害」も乗っかっちゃったイサネさん。まだまだ世間へ本当の意味で知ってもらうのは大変なのさね。
　
でも、だからこそ、無視できないって話なのさ。
　
子育てってこんなにも面白いかと思わせるのよ。それは大変だからこそ面白いもんだとね。そこに苦労がなきゃ面白くないでしょ？生まれた瞬間我が子が立って、歩き、稼ぎ、独り立ちしたら……、面白くないでしょ？
　
親がいなきゃ生きていけない、私が手をかけ目をかけなきゃ死んでしまう…、そんな弱い存在を支えることでまた自分も支えられる。その命を慈しむことが親ってもんだい。
　
この道がぼくの場合はちょっぴり味わい深くなったって話かな。
　
そりゃ〜我が子だ。楽しい人生を歩んで欲しいし、思う存分自分を謳歌して欲しい。その道が険しく、理不尽なものがあるなら親としてできるだけのことはしてあげたい。
　
まだまだ整備されてない山の登山を強いられたけど、よくよく考えたらこんな面白いことはないじゃない？旅は思い通りにいかないことに醍醐味があるんだからね。日常の全てが価値のある、意味のある冒険。子育てなんて親になったみんなの日常だけど、ぼくらにとってはそんな日常への挑戦。

今日のところはこの辺で止めておきますね。
あまり長くなっちゃうと陽が暮れちゃうんでね。
　
たまにはこんなものも楽しんで頂けたらなっと思います。
　
こんな旅路にお付き合いくださる方はいつでもこちらへご案内します。
ぜひぜひ気軽に軽装で、気持ち一つ、”心一つ”さえ持ってこられたら大丈夫なので。
　
イサネさんと待ってるね。

　
　
『障害者の、きみがすきだ！』
2021.7.18
　
　
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