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世の中は「正しい」と「苦しい」がセットになっている 楽しく生きるコツとは

僕の家の近所に、ある、
中年男性が住んでいます。
ボランティアや
近所の清掃など、
積極的に、頑張っていて、
地域には、欠かせない
人材です。

その方のお話を聞くと、
正しいなと思える事が
多いのですが、残念ながら、
朝から、晩まで、
政府の政策への不満や、
まわりの誰かの文句を
言って、正しさを
振り回しているタイプです。
実際、近所とのトラブルも
時々、見聞きします。

「正しい」とは、
個人だけでなく
国家、地域、宗教観念や
時代によって
それぞれ違いがあります。

正しい事が、時代で変わった、
逸話がひとつあります。

大学で出された、
「リンゴは、なぜ木から
落ちるのか、
正しく説明せよ」
という問題で、今なら、
万有引力や相対性理論を
使って説明しますが、
学者の武田邦彦さんによると、
わずか200年前まで、
「悪魔が地中から引っ張って
いるから」
と。大真面目に
教えていたそうです。

では、「本当の正しさ」とは、
何でしょうか、
昨今のAI,開発においても、
「正しい」判断が、大問題で、
「トロッコ問題」など、
今でも決着が付かない
論争もあります。
(よければ、ネットでググると
沢山出てきます)

普通、何か判断をするとき、
僕たちは、必ず、
どちらが正しいか、と
考えます
その、正しいの中には、
個人ならではの、
バックグラウンドがあり
それに、基づいて、
最良と思える
正しい判断を下しています。

しかし、あくまで、
自分独自の、正しいですから、
人にも正しいとは言えません。

ですから、
正しい事を求めすぎると、
必ず後でトラブルが生まれて、
反発、反論、執着、確執
などの、苦しい事がセットで
付いてきてしまいます

特に宗教問題など、
こじれると
戦争にまで発展します。
日本は、幸い、八百万の神で
沢山、神様がいらっしゃるので
過去に仏教が入ってきても、
国内で、殺し合いにまで、
発展しませんでした。
どちらも、正しいではなく
楽しくやっていたのです。

そういう僕も、
昔は、若気の至りで、
「正しい」論者でしたから、
よく、ケンカをした
経験があります。

しかし、もっぱら
中年以降の判断基準は、
「どちらが正しいか」ではなく、
「どちらが楽しいか」
です。

楽しいからと、
後先を考えない非常識な、
買い物や、ギャンブルは
大人の判断として、
ここでは抜きとして、
常識的な「楽しい」を選ぶと、
後からもさらに
楽しいが生まれてきます。
「正しい」方を選ぶと、
やはり苦しい事が、
出てくる
事が
経験上多かったようです。

自分は、
本当は何が好きなのか、
今、何をしたいのか、
自分は何が楽しいのか

その輪郭を、
はっきりさせてから、
楽しい方を選ぶと、
これからも、
楽しい人生を送れる
ように思います。

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