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#子連れでもいいですか運動

3年前に子どもが生まれてからライフスタイルを変えた。それまでは出社の1時間前に起きて自転車で出社して、遅くまで仕事をするか、早く帰って飲み会やミートアップに参加するのが日常だった。

子どもが生まれてからもしばらくそのスタイルは変わらなかった。というよりも、変えられなかった、変えたくなかったというほうが強いと思う。転職したてだったということもあって、飲み会に参加してコミュニケーション力を発揮するのが自分の強み、土日朝夜も関係なく働き続けるのが自分のやりたいことだと思いこんで、しばらくはそのスタイルを続けていた。

今は子どもの保育園に合わせて朝7時台に起きて朝ごはんをいっしょに食べ、保育園に送ってからバスで出社、その後夕方にはオフィスを出て、子どもといっしょに夜ごはんとお風呂、絵本を読んであげて就寝(図書館で毎週のように新しい絵本を借りてきてて、本好きに育ってくれてるのは嬉しい)。やり残した仕事があるときは夜に起きて、深夜まで自宅で作業。土日は上の子を連れて児童館と図書館のローテーションというライフスタイルが完全にできあがってきている。

でも本当にこれで良いのだろうか。

子どもがいると、夜のイベントや、仕事以外での交流が(相対的に)やりにくくなる。それはそういう選択をした結果なので、受け入れるしかない。でも子どもが生まれたからといって、交流イベントや、休日の仕事を諦めて(あるいは誰かに負担をかけて実現して)良いのだろうか。そう思って、最近は興味あるイベントがあれば、「子連れでもいいですか?」という運動をするようにしている。そうすると、意外とみんな受け入れてくれる。

会社の交流イベント

「自由主義」を標榜している会社だけあり、ここのハードルはすごく低かった。僕が子ども連れてくるというと「じゃあうちも」という感じになり、子ども同士の異年齢交流が生まれるのは子育て的にもよかったなと思う。最近ではイベントごとにシッターさんを派遣してもらって、社員同士で割り勘にするノウハウも溜まってきた。

写真撮影を手伝ってもらったり。おっさんが笑顔引き出すのはなかなか難しいので、子どもにシャッター切ってもらうのはおすすめです。

合宿

これもほぼ社内みたいなものなのですが、外部のパートナーさんとの合宿も子連れにしてみました。課題としては同じスペースに親がいるとやはり絡んでくるので、分けたほうが親は集中しやすいなと思います。

まあ親の邪魔しますよね。

登壇

サンカクさんの「ふるさと副業」ローンチイベントに登壇することになったので、「子連れでもいいですか?」と聞いてみたところ快諾いただきました。ふだん「お父さん、何の仕事してるの?」(保育園の先生に聞かれるらしい)と言われているので、こうして働いている姿を直接見せられるのはよかった。

リクルートビルのエレベーターがすけすけすぎて、「ほんとにこわい!」と言っていたのはおもしろかったw

総論

総論として、「子連れでもいいですか?」と聞いて嫌がられることはほとんどないと言える。飲み会にも連れていきたいとは思うが、寝る時間が遅くなるのは(翌朝起こすのが大変になるので)できるだけ避けたく、まだ実現していない。むしろ飲み会の時間帯を平日夕方や土日にずらしたほうが良い気がするので最近はそうしている。なんで夜しか飲んじゃいけないんだ。飲むのも仕事だ。

なおこの運動は、近藤さんの「駐輪場はどこですか運動」に影響されています。2004年当時、自転車通勤ってぜんぜん当たり前じゃなかった。今はオフィス街にも駐輪場はあるし、自転車通勤を認めている会社も多いと思います。世界を変えるって、小さな一歩からだなとしみじみと思います。