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ビエンチャン🇱🇦旅行記
(2017/8/10-2017/8/12)
「世界一静かな首都」と呼ばれている都市がある。
ラオス🇱🇦のビエンチャンだ。
世界一かどうかはおいておくとして、確かにビエンチャンは首都らしからぬ長閑な町だった。
「街」じゃなくて「町」って感じ。
何なら「村」感すらある。
ちょうどバンコク🇹🇭→ビエンチャン🇱🇦→ハノイ🇻🇳という順番で旅をしていて、喧騒都市(失礼)に挟まれたビエンチャンは、よりいっそう静謐な印象を受けた。
タイのノンカーイというところから、陸路でラオスに入国した。
テーマパークの入場ゲートのようなイミグレで、あっさり入国できた。
ぼくが訪れたときは、市内(ということは、つまり国内)にショッピングモールが2つしかなかった。
今はどうかわからない。
2017年のビエンチャンは建設ラッシュの真っ最中で、これから発展していく都市の様相を見せていた。
建設会社はほとんどが中華系で、中国資本の影響力がかなり強そうだったが、市内では日本の国旗🇯🇵を頻繁に目にした。
橋や道路の建設に日本が資金援助をしていたり、
日本で使用されなくなったバスが無償で提供されたりしていて、市内を走っていた。
市内に観光名所はあまりないが、ラオスは敬虔な仏教国なので、タイやカンボジアのように仏教寺院が有名。
他に、郊外にはブッダパークという奇妙なテーマパークがある。
ブッダパークは市内から25km離れたところにあるのだが、周辺の様子はこんな感じ。
超田舎。
ちなみに25kmというと、東京駅〜川崎駅くらい。(え?わかりづらい?)
ラオスはかつてフランスの植民地だった。
市内には凱旋門もどきがある。
財政難で未完成らしいが、中に入ることができる。
内部は精巧な彫り物がされている一方で、東南アジアらしい雑多な土産物店が入っていて、不思議な印象を受ける。
凱旋門の頂上から見た市内の様子。
緑が多い整然とした街並みだ。
車やバイクの数も少ないので、落ち着いた雰囲気になっている。
ヨーロッパの田舎の写真です、と言われても納得してしまいそうだ。
小さな町だが、一応首都なので政府系の立派な建物も市内で散見される。
植民地時代の欧風な建造物も多く残っており、意外と街並みは美しい。
安宿や混沌とした市場から徒歩圏内のところに、こんな立派な建物がいくつも建っている。
東京で例えるなら、上野と青山と霞ヶ関を合わせた感じ。
とにかく首都らしいものをコンパクトにギュッとした町がビエンチャンなのだ。
ラオスといえばメコン川。
メコン川に沈む夕陽を眺めるというのが、ラオス旅の目的の一つだったのだが…
夕方になると川岸では、市民が爆音でエアロビをやっていて、全く風情がなかった。
ラオスにおいては、メコン川は上流の方に位置するためそこまで川幅は広くない(それでも日本と比較したら段違いに広大だが)。
多摩川の河口付近で生まれ育ったぼくにとっては、小さい頃に見慣れた多摩川に沈む夕日を見ているようで、そこまで目新しい気分にならなかった。
後で調べたところによると、ラオス北部の古都ルアンバパーンで美しい夕日が見られるらしい。
夜になるとメコン川の周辺では、屋外のレストランや夜市がオープンして賑わいを見せる。
ラオスの首都ビエンチャンは、整然として落ち着いた街並みである一方、東南アジアらしい雑多でのんびりとした雰囲気も感じられる素敵な町だった。
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