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タミル・ナドゥ満喫ツアー 14日目 ウーティー

一昨日の夜に服用した薬が覿面に効いて、お腹のトラブルは何事もなかったかのように完治した。
たったの10ルピー(15円)とは思えないほどの効果で、一体どんな成分が配合されていたのか若干の恐ろしさを感じつつも、もっと早く薬を買えばよかったと思った。

さて、体調が完全に回復したので、今日はいろいろ歩き回ってみた。
高原都市のウーティーは、日中でも気温が25度に満たない冷涼な気候なので、体力は全く消耗しない。
ただ、坂が多いので足は疲れる。

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朝のウーティー。爽やかな高原の朝。

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クリケットの朝練。

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謎の宗教施設。

ウーティーの2大観光地といえば、ウーティー湖植物園
まずはウーティー湖へ向かう。

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1824年に完成した人造湖で、1時間もあれば歩いて1周できるほどの大きさ。
湖の周回道路は緑に溢れていて、心地が良い。

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ヤシの木やシダ植物が野放図に茂る平地とは、全く植生が異なる。
本州の高原地帯でもよく見られるような針葉樹や落葉樹の森が広がる。

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「長野の山で撮った」と言ってもバレなさそうな写真。

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寒さに強そうなモフモフ犬。

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湖の周りでは乗馬体験もできる。

一旦、町に戻る。

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ウーティーは坂の町。
細かく枝分かれした路地、突然現れる階段、迷路のような家並み。

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イギリス統治時代に建てられた建造物もある。

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ウーティーはお茶の名産地なので、茶葉のお店が至る所にある。
紅茶、緑茶、烏龍茶。ホワイトティーなんてのもあった。
他にも、ユーカリオイルが名産らしい。

お次は山の中腹にある植物園へ。

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とにかく広い。

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自由に楽しめる芝生エリアもあれば、

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庭園として整えられた場所もあれば、

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あまり整備されていない森もあれば、

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温室のようなビニールハウスもあれば、

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映える写真を撮るお兄さんたちもいれば、

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「絶対そこじゃないだろ」という顔はめパネルもある。
自然をたっぷり満喫できる。

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植物園の周りは露店がひしめき、ちょっとゴミゴミしている。

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ところで、ニンジンを生のまま齧っている人をよく見かける。
普通のものよりも小ぶりなので、甘味が強いフルーツのような品種なのかもしれない。

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植物園のそばに「チベットマーケット」という小さなスペースがあった。
ウーティーの町中には、チベット風蒸し餃子であるモモのお店もいくつかあって、同じ高原都市として何かしらのつながりがあるのかもしれない。

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2日続けて食べた。たぶん明日も食べると思う。

植物園からの帰り道、小さな映画館を発見。

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なんと1886年創業という、超老舗の映画館。

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あと30分ほどで上映が始まるタイミングだったので、映画を見ることにした。
最安の座席で60ルピー(90円)という驚異の価格。

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劇場内はこんな感じ。ローカル感がすごい。

鑑賞した映画の予告編。
タミル語音声の字幕なしだったが、シンプルな勧善懲悪がテーマだったので、何となくのストーリーは掴めた。

アクションあり、ロマンスあり、コメディあり、ダンスシーンありといった、インド映画らしく何でもかんでも詰め込んだような映画だったのだが、盛り上がるシーンになると、劇場内では指笛や歓声が飛び交って大変な騒ぎになった。
さすがに、ダンスシーンで一緒に踊り出す人はいなかった。

以前、ショッピングモールの映画館で映画を見た時は日本と変わらない雰囲気で拍子抜けしたのだが、やはりローカル色の強い映画館では面白い異文化体験ができる。


これにて14日目は終了。
湖に行ったり、植物園に行ったり、映画を見たり、かなり充実した1日だった。

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