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交通安全祈願

非常に曖昧な情報なのだが、10月5日(たぶん)がヒンドゥー教において大切な日で、特に交通安全を祈願をして、自動車に祈りを捧げることが慣例になっているらしい。
これはインド全体での話なのか、タミル・ナドゥ州独自の慣習なのかは分からない。
インド人スタッフはこの日のことを「Pooja(プージャ)」と呼んでいたが、調べてみたところ、この単語は「ヒンドゥー教における伝統的な神への礼拝」を意味するらしく、特定の日を示すわけではなさそうだ。
詳しくはよく分からない。

とにかく、10月5日(たぶん)は交通安全祈願の儀式を行う日なのだが、その日は連休期間中で全職員が旅行中ということで、前倒しで儀式を行うことになった。

車に化粧を施し、花輪で飾りつける。

「新車を購入しました!」風の写真

バナナリーフの上にご馳走を並べ、お香をたく。

アパート犬も興味津々。

準備が整ったら、儀式の始まり。

黄色い花びらを車に投げかける。

火をつけたヤシの実を顔の前で3回大きく回し、車の周りをぐるっと1周し、地面に叩きつけて割る。
次は、スイカくらいの大きさの、ウリのような実で同じことをする。

このウリのようなものを家の前で叩き割っている場面はよく見かけるので、今回の交通安全祈願に限らず、ヒンドゥー教の儀式は同じような流れになっているのかもしれない。

ご馳走に果物がたくさん並べられたり、生花で飾り付けたりして、いかにも常夏らしい儀式だった。


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