UAE🇦🇪旅行記 後編
2017/12/28〜2018/1/2
ブルジュ・ハリファが大きすぎて、センスのない見出し画像になってしまった。
本日は、旅の目的でもあった年越し花火の話。
↑前編はこちら。
まずは、ブルジュ・ハリファをいろいろな角度から。
大晦日は朝から、花火を見るのに最適な場所を探し回った。
ブルジュ・ハリファの近くで見晴らしがいいところはだいたい有料エリアになっていて、気軽に立ち入れる雰囲気ではない。
しかし、さすがは世界一高い建物だけあって、かなり遠くからでもブルジュ・ハリファを望むことができる。
多少は距離が離れていてもいいので、落ち着いてタワーと花火が見える場所探しである。
ということで、昼頃にようやく見つけたベストスポットがこちら。
やや遠目にはなってしまうが、他のビルに隠れることなくしっかりとタワーの全貌を見ることができる。
周囲は閑静な住宅街なので、おそらく夜になっても人が集まりすぎるということはないだろう。
場所はここら辺。
最寄り駅はBusiness Bay駅で、奇しくも(?)ドバイ日本人学校の近く。
夜になるまで観光を楽しんで、23時頃さっきの地点へ戻る。
地域住民がちらほら集まる程度で、予想通り人は少ない。
ちなみに地域住民といっても、ドバイといって思い浮かべるような石油王風のアラブ人ではなく、ほとんどが出稼ぎ労働者風の南アジア人。
出稼ぎ労働者風といっても、生活に余裕がありそうな身なりだし、周りの住宅は広い一軒家ばかりなので、さすがリッチな国だなと思う。
ドバイは砂漠気候のため、冬の夜は冷え込む。
上の写真からも、みんな長袖を着ているのが見て取れる。
気温は15〜20度くらいなのでコートは必要ないが、薄手のセーターくらいは欲しいところ。
当時のぼくは「砂漠=暑い」という短絡的な思考で上着を持っていっておらず、Tシャツ短パンという軽装備で深夜の砂漠を過ごしたためバッチリ風邪をひいた。
閑話休題。
遊び回っている子どもを眺めたり、そばにいたおじちゃんと世間話をしたりしながら日付が変わるのを待つ。
そして、いよいよカウンドダウン。
すると、ブルジュ・ハリファから空に向かってレーザービームが飛び出す。
暗い夜空が色とりどりのビームで鮮やかに彩られる。
街の中心の方から歓声がざわざわと聞こえてくる。
…そんなことがしばらく続いた。
今か今かと待ち構えるが、メインの花火はなかなか上がらない。
ひたすらビームがチラチラと夜空を照らすだけである。
5分ほど経った頃、周りがざわめき始める。
「ちょっと前座、長すぎない?」
みたいなことを言っていたのだと思う。
隣で立って眺めていたおじさんがぼくに話しかける。
「今は何時だい?」
ぼくは腕時計を確認する。
「もう12時10分だ」
「花火上がらないね」
「遅いね」
なんて会話を交わした。
が、
結局、花火は上がらなかった。
レーザービームも15分くらいで止み、その後は何も起こらなかったので自然とお開きになった。
この時の写真が一枚もないのは、レーザービームはあくまでも前座だと思っていたので、一切カメラを構えなかったからだ。
↑こちらの旅行サイトで、その時の写真が見られます。
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ホテルに帰って不貞寝して、翌朝調べたところ、その年だけカウントダウン花火が中止だったということが判明した。
前年に、花火が引火して付近のビルが燃えるという事件があったのが原因らしい。
地域住民も分かっていなかったことを顧みると、「花火が中止である」と明記された正式発表が事前にあったかどうかは不明だ。
結果、お目当ての花火は見られなかった上に、ただ風邪を引いただけという、何だかモヤモヤが残る年越しになってしまった。
ちなみにその翌日には、ドバイモールでパキスタン人のゲイにナンパされるというハプニングもあった。
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UAE旅行記はこれにて終了。
当時は海外旅行初心者だったり、デジカメを持っていなかったりで、今振り返ると旅の写真がかなり少ない。
異国情緒あふれるスーク(アラブ風市場)やどこまでも続く砂漠、アルアインの古代遺跡など、記憶には残っているが、記録に残っていない思い出がたくさんある。
これからは、何気ない風景でも記録に残していきたいと改めて思った。
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