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インドネシアの三輪タクシー

昨日の記事にちなんだ話。

三輪タクシーは、東南アジアや南アジアで一般的な乗り物である。
どの国も車体の形状はほとんど同じであるが、名称は国によって異なる。
日本では、インドのオートリクシャーとタイのトゥクトゥクが特に有名な呼び方だと思う。

一方、インドネシアではバジャイと呼ぶ。

ジャカルタのバジャイ

この「バジャイ」という名称であるが、実はインドと深い関係がある。


オートリクシャーなどの三輪自動車の製造に関して、世界トップに君臨するメーカーは、BAJAJ AUTO(バジャージ・オート)というムンバイの自動車製造会社である。
このメーカーで製造された車両が、インドネシアに大量に輸出されたため、インドネシアでは三輪バイクをまとめて「バジャイ」と呼ぶようになった。

また、インドネシアでよく見られる乗り物として、ベチャというものもある。
これは、人力車と自転車を組み合わせた乗り物で、その構造が特徴的である。

旅行サイト TRIPPING より

乗客の前に遮るものがないので見晴らしはいいのだが、事故が起きた時は真っ先に乗客が犠牲になる乗り物なのである。


以上、インドネシアの三輪タクシーにまつわる小話でした。


おまけ

昨日、インド人のローカルスタッフに「前、インドネシアに住んでいた」という話をしたところ、「Oh, Indonesia is dangerous country !」と大袈裟に驚かれた。
あたかもインドは安全な国であるかのような口ぶりだったので、笑ってしまった。

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