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【極私的写真論】カメラ機材への興味を失った理由

現像後の写真を見て「あ、カメラはSONYでレンズはオールドレンズだな」とか分かるソムリエみたいな人いるのかな。僕は SONY と Canon を併用しているのだけど、現像後の写真を Lightroom のコレクションで混在させてしまうと、どっちがどっちか見分けられないものも多い。極端に設定や焦点距離に差異を持たせている場合を除いて。

「~で撮りました」って前置きしてから見てもらうではなく、その前置きなしに見せられた写真から「これは●●のカメラで××のレンズだ」と分かる人いるのかな。

ギターだったら意外と分かりやすい。一番わかりやすいところだと Gibson と Fender。これは結構違う。エフェクターを通しても、アンプを色々変えても、ギター本体が持っている個性が生きている。でもじゃあカメラはどうだろう。JPEG撮って出しなら違いはあるのかもしれないけど、Raw現像してしまうとそれほどの違いが出るとは到底思えない。

例えば以下の二つの写真、どっちがSONYでどっちがCanonか、そしてカメラとレンズの機種はそれぞれ何を使っているか、分かる人いるのかな。いたらコメントしてほしい。その超能力をどうやって培ったのかメチャクチャ興味がある。

実はライカでした、とか実はパナソニックでした、みたいなひっかけはございません。でもまあ分からないでしょ。撮ってる本人が分からないんだから分かるはずがない。

カメラは消耗品、レンズは資産、とよく言われる。そこに異論はない。今使っているカメラがくたびれてきたらネクストカメラを何にするかは十分に検討するだろう。でも「レンズの使いまわしができること」が最優先事項なので特に思い切った機材の変更は無いと思うし、今のところ写真に限って言えば「現時点の機材で十分」だと思っているし不満も無い。

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