もやもやネット空間をさまようことをやめる
ネット空間にはなんでもある(ように見える)。
いろんな人の人生が詰まってる。
自分と似たような人の成功や失敗、喜びや苦しみ、幸せや不幸が目の前に差し出される。
自分と似ても似つかない人の、想像の向こうの世界に触れることもできる。
そんな場所に立たされて、心がざわめかない人なんているだろうか。
『予想どおりに不合理』(ダン・アリエリー著)
にもあったけれど、人は比較で生きている。
今いる場所の周りを見回して、隣の人より優れているとか劣っているとか、楽しんでいるとか苦しんでいるとか、比べようとしなくても比べているのだ。
だから、どの場所にいるかはとても大事。
ネット空間はサイトによって集う人びとが違い、簡単に行き来できる気軽さに溢れているけれど、安定していて落ち着いた場所なんてない。
だからこそ、自分がわからなくなってしまう。
もし人よりも自分に価値がないように感じ、心がくたびれてしまったら、すぐにネット空間から逃げ出そう。
目の前の仕事に集中しよう。
目の前の本に逃げ込もう。
目の前の家事を淡々とやろう。
それだけで、自分を取り戻せる。
もやもやしていた、とりとめのない感情が霧となって消えていく。
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