時空を旅する
8月の終わりに久しぶりに火球(流星)をみた。
これは「見よう!」と思ってみられるものではないので、本当に一瞬の偶然。
海を眺めながら、ふと上に顔を上げたら、目の前を大きな光がしゅぅっと流れていった。
美しい、一瞬の星の流れ。
その日の月は、のぼりはじめの低い月の大きさと輝きはたまらなく素晴らしかったから
翌日の夜は、大きな満月がのぼってくるところから高くあがるまでずっとみていた。
一晩、月に見守られながら眠った。
大きな満月スーパームーンと
ひと月に2度目の満月ブルームーンが
重なった日。
この日はパパの誕生日だった。
空にいるパパ。
久しぶりに話ができたような気がした日だった。
アメリカやヨーロッパの大きな車が大好きでよく買い替えていたパパ。
私はjeep好きだったのに、パパはセダンやスポーツカー好きで。
ヨットで遊んだり、親戚のロッヂに泊まって山歩きをしたり、スキーに連れていってくれたり。
覚えているのは、そういうこと。
パパは覚えているだろうか。
*
今年を私は、なぜか
2028年だと思っているようで
たまに「あれ?」と気がついて
2023年に戻ってくる。
それを結構何度もやってる。
なんだろうね。
5年後になにがあるんだろう。
どこにいる?何をしているんだろう。
ふふふ。
時空の旅だ。
うん。いくよ。
5年後の私に会いに行く。
待ってて。
大きな景色を一緒に見よう。
*
火球(流星)と、海と、満月。
未来と、過去と、今。
大きな満月に夏を閉じてもらって。
8月の終わりから9月への入口を、これらに導いてもらった。
さぁ。行くよ。
まだまだ先へ。
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