BORDERLESS

Evidence-Based Medicine ; 根拠に基づく医療 × セラピスト・…

BORDERLESS

Evidence-Based Medicine ; 根拠に基づく医療 × セラピスト・トレーナー。 全米公認アスレティックトレーナー(ATC)と鍼灸マッサージ/柔道整復/JSPO-ATが送る、エビデンスを基に考える、パフォーマンス改善や治療を発信していきます。

最近の記事

HSI(ハムストリング肉離れ)〜病態考察〜

こんにちは、BORDERLESSのKiyoです。 今回は、ハムストリングの肉離れについて考察していきたいと思います。 サッカーやラグビー、陸上競技を見ているアスレティックトレーナーやセラピストのみなさんは、ハムストリングの肉離れに多く遭遇するのではないでしょうか。 感覚的にもスプリントを繰り返す競技のアスリートはハムストリングの問題が多いという実感はあると思います。 また、ハムストリングの肉離れが繰り返されやすく、マネージメントに一苦労している事が多いでしょう。 そんな

有料
500
    • PFPS(膝蓋大腿疼痛症候群)〜予防〜

      みなさん、閲覧ありがとうございます。 BORDERLESSのKiyoです。 これまで、PFPSの病態考察、トリートメント、リハビリと学んだので、今回は、予防について書いていきたいと思います。 早速行きます! 1. リスクファクターI. 軟部組織I.I 大腿四頭筋2012年の論文では、大腿四頭筋のウィークネスがPFPSの唯一のリスクファクターだとしています。 そして、2018年にPFPSのリスクファクターについてのシステマティックレビューが初めて発表されました。 この論文

      • PFPS(膝蓋大腿疼痛症候群)〜リハビリ〜

        みなさん、閲覧ありがとうございます。 BORDERLESSのKiyoです。 これまで、PFPSの病態考察、トリートメントを学んだので、今回は、リハビリについて書いていきたいと思います。 1. リハビリのポイントまずリハビリについてのポイントですが、年齢や症状の期間の長さは、疼痛緩和に関与していないことがわかっています。 さらに、PFPSのエクササイズ処方ですが、こちらは既に多くのエビデンスが出されていて、PFPSでは最も効果のあるアプローチと言って良いでしょう。 しかし

        • PFPS(膝蓋大腿疼痛症候群)〜トリートメント〜

          こんにちは、BORDERLESSのTakです。 今回は、引き続きPFPS(膝蓋大腿疼痛症候群)をテーマに、 実際の臨床現場でのトリートメント方法をエビデンスを織り交ぜながらご紹介します。 まずは評価から… ①『Moyano, F. R., Valenza, M., Martin, L. M., Caballero, Y. C., Gonzalez-Jimenez, E., & Demet, G. V. (2012). Effectiveness of different

        HSI(ハムストリング肉離れ)〜病態考察〜

          PFPS(膝蓋大腿疼痛症候群)〜病態考察〜

          こんにちは、BORDERLESSのKiyoです。 記念すべき1回目を担当させていただきます! アスレティックトレーナーやセラピストのみなさんは、オスグッドや術後ACLではない、特に原因のない膝の痛みを訴える患者さんに遭遇したことがある方もいらっしゃるかと思います。 それは膝蓋大腿疼痛(patellofemoral pain: PFP)と思われるのですが、未だエビデンスや治療、リハビリ、リスクについて、日本語で書かれている文献が少なく、クリアではないと思うので今回はこのテー

          PFPS(膝蓋大腿疼痛症候群)〜病態考察〜

          Introduction -Tak-

          みなさん、閲覧ありがとうございます。 『Tak』です。 このページでは、全米公認アスレティックトレーナー(BOC-ATC)のKiyoと鍼灸マッサージ/柔道整復/JSPO-ATのTakuがEvidenced-Based Medicine (EBM)を基に、トリートメントやリハビリなど、アスレティックトレーナーやセラピスト向けの記事を来ていこうと思います。 Kiyoのプロフィールリンクは下記になるので、見てみてください! https://note.com/kiyo_taku

          Introduction -Tak-

          Introduction -Kiyo-

          みなさん、閲覧ありがとうございます。 『Kiyo』です。 このページでは、全米公認アスレティックトレーナー(BOC-ATC)のKiyoと鍼灸マッサージ/柔道整復/JSPO-ATのTakuがEvidenced-Based Medicine (EBM)を基に、トリートメントやリハビリなど、アスレティックトレーナーやセラピスト向けの記事を来ていこうと思います。 Takのプロフィールリンクは下記になるので、見てみてください! https://note.com/kiyo_taku/

          Introduction -Kiyo-