感情・情報過多・疲労…混乱が招くヒューマンエラーと忍者の知恵【忍者の技と知恵 #386】
人は脳が混乱すると、普段は問題なくできていることでもミスが発生し、ときには大きな事故を引き起こします。
混乱する原因は、①感情が大きく揺れる、②情報量が多く思考が間に合わない、③疲労による思考力低下です。混乱を無くしヒューマンエラーを防ぐには、事前に混乱しそうな状況を予想し行動を決めておくことです。
忍者は敵が混乱している状況を利用して潜入しようとしますが、相手はこれを防ぐためのセキュリティ対策として合言葉を使います。
城内への潜入を警戒し門前で合言葉を確認するタイミングは2つあります。1つ目は合戦から撤退して城に入るとき、2つ目は敵味方の距離がまだ遠くてこれから始まる戦いの準備で雑兵(雑用係)が城を出入りしているときです。
どちらも人の流れに紛れて城内に潜入しようとする忍者を警戒しており、1つ目は逃げ帰る兵に着いてくる危険を想定、2つ目は頻繁に出入りする雑兵に紛れ込まれる危険を想定しています。
危険リスクが高まるポイントはどちらも現場が混乱しているということです。1つ目は急いで逃げ帰ってくる兵の必死さに感情が煽られ、またその人の多さに思考が混乱します。2つ目は人数が多すぎる雑兵をいちいち門前でチェックしなければならないことで疲弊し混乱します。
🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home