段階的な警戒で安全に対処する【忍者の技と知恵 #222】
敵忍者はあらゆる手を尽くして城内に侵入し、重要な情報を盗み出そうとします。敵忍者から国を守るための第一歩は警備です。油断なく厳重に行うことで国や仲間を守ります。
警備の兵は城や陣の中はもちろんのこと、城の外60m〜90mの区域に「外張り」、城の外600〜800mの区域に「蹴出し」と呼ぶ警備を配置します。広範囲の警備は、侵入しようとする忍者にとっては嫌なものです。
警備は城門や塀の周りを巡回すればいいというものではなく、城から離れた場所にも段階的に配置して敵襲や敵忍者の侵入を素早く察知できるようにします。直前で対処するより、前もって察知することで安全に処理することができます。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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