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忍者は困難な場所と物陰を利用して忍び込む【義盛百首 忍歌10】

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「忍びには 城と陣との 習いあり 難所の方と 森と物陰」
忍歌 義盛百首 第十首

【現代語訳】城や陣地に忍び込むには、険しい場所、森、物陰を利用して姿を隠して近づく。

【解説】険しい場所は、守兵が「まさか敵は近づくまい…」と思うので守りが手薄になり侵入に好都合。森や物陰は警備の目から隠れるのに最適。敵の思いもよらない場所から姿を隠して接近する。

【超訳】相手の思いもよらないこと、相手の目につかないところ、心理的・物理的両面で相手の考えの裏をかく。一般的な既成概念、思い込みを取り払う。見えているようで見えていないところを見る。


義盛百首とは…
伊勢三郎義盛に仮託し作られた忍者の心得を読んだ計百首の歌。伊勢三郎義盛は伊賀出身で、源義経の配下で忍者として活躍したとされる。義盛百首は忍歌と呼ばれることもあり、軍法侍用集や万川集海などの忍術書に登場する。


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