情報漏洩は油断から？ 忍者の合言葉を盗る手口から学ぶ、パスワード管理の重要性【忍者の技と知恵 #376】

大事な情報を盗まれないように、不正利用を防ぐためにアカウントには必ずパスワードをかけますが、サイトやアプリの種類が増えるとパスワードを掛けるのがおっくうになってくるのが人の心です。

忍者は敵陣中に潜入するためにあらかじめ合言葉を調べます。合言葉はシチュエーションによって厳しさが変わり、籠城中は外出することが少なく合言葉の使用は緩くなります。逆に野戦で陣地を構築したり、夜討ちに出るときは厳しくなります。

重要度に応じて合言葉パスワードの厳戒度が変わるわけですが、これは合言葉パスワードを使う側の油断によるものです。合言葉パスワードを盗もうとする敵にとっては簡単なところから侵入できればいいだけですので、使う側の些細な油断が情報漏洩につながります。セキュリティに向き合う自分の心持ちが大事です。

合言葉はシチュエーションによって厳しさが変わる

図解 万川集海 第四帖「陽忍編（中）」

図解 万川集海 第一帖「序・正心編」（無料版：2023再編集）

万川集海とは
『万川集海（ばんせんしゅうかい／まんせんしゅうかい）』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。