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仲間には分かりやすく、敵には分かりにくい。忍者の暗号と使い方【忍者の技と知恵 #11】

忍者は隠書内の重要な単語のみを暗号化し、敵に読まれても困らないところは普通の文字で書きました。

万川集海には「当家流の隠書」として家伝の暗号が記されており、これは俗に「忍びイロハ」と呼ばれています。木火土金水の五行+人身の7種の編に色青黄赤白黒紫の7種の作りを組み合わせた49文字の暗号です。

暗号文といえど、仲間内で読むのに時間がかかっては情報伝達として意味がありません。暗号を作るだけでなくメッセージを伝えるという第一の目的を忘れない、ツールの目的と使い方まで考えるのが忍者の隠書です。

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【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。

万川集海とは
『万川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home