見出し画像

忍者の戦略:個人の欲求を超え、時代の需要に潜むチャンスを掴む【忍者の技と知恵 #361】

商売(経済)は需要と供給がマッチしなければ成り立ちませんが、需要というのは何も消費者個人レベルのものに限らず、時代的な流行(必要性)による需要もあります。

忍者は戦が始まる直前から身分を隠して敵将に仕え、一生懸命に働いて信用を得て、ここぞというときに裏切って敵将を倒す謀略「袋翻ふくろがえしの術」で戦を勝利に導きます。

敵国に仕官する忍者は「伊賀国(忍者の里)で長い間修行を積み、どんな城にも忍び込めます!」と言って能力をアピールし仕官を願い出ます。
戦の多い乱世であれば忍者は、引く手数多に必要な存在なので必ず仕官できます。

乱世という時勢の求める需要につけ込み、忍者は敵に仕官して潜入するのがこの術のポイントです。時勢、時代の流れを読んでアプローチを考えることが変化する世の中を生き残る知恵です。

能力をアピールして敵国に仕官する忍者


万川集海とは
『万川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home