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ピンチをチャンスに、チャンスを結果に変える。修験者と忍者の修行に学ぶ


修行を積むことで苦への耐性が高まる

修験道の実践者である修験者は、険しい山に入り修行を積み、験力を得て、里に戻り人を救う(加持祈祷や占い、配札、薬の販売)。修験者の修行法や知識は忍者にも取り込まれ、修験道は忍者のルーツの一つと言われる。

険しい山に入り、厳しい修行、苦行を行う。修験者は自らをあえて苦しい環境に置くことで悟りに達する。

修行を通して苦を知り、耐性を高め人を救う

修行を積んだ修験者は民間人よりも苦しみや辛いことへの耐性が高いため、心に余裕を持って人を救える。また、苦しみを知っている人だから、人の痛みを理解し、人を助ける気持ちが生まれる。

軍事学では相対戦闘力という言葉があるが、修験者と一般人の間には相対戦闘力的な苦しみへの耐性の違いがあると言える。

〈相対戦闘力〉
相対戦闘力とは、自分と相手の戦闘力の差を表すもの。自他の持つ戦闘力を比べたとき、相手に対して自分の相対戦闘力が高ければ、劣勢の相手に対して戦いを有利に進めることができる。

「人がやらないことをやる」という優位性

苦しいことを人はやらないしやりたがらない。やりたがらないことというのは、本当はやらなければならないという意味を含んでいる。進んで大変なことをやることで人よりも前に出ることができ、心理的に先手を取れる。

やりたがらないという理由を突き詰め、打開策を見出し、それを実践できれば人より優位に立つことができ、利益を上げることができるかもしれない。

やりたがらないことをやるというのは言うのは簡単だがやるのは難しい。修験者は修業を行い心身を鍛えてその力を得る。

ピンチをチャンスに、チャンスを結果に変える

忍者は修験道から伝わる修行を行い、心身を鍛え、心理的・肉体的な負荷耐性を高める。一般の人よりも負荷耐性が少しでも高ければ、そのわずかな差で付け入る隙が作れる。

人が嫌がり目を背けるという隙を見つけ出し、冷静にそれを捉え、頭を働かせ問題を解決する策を練り、それを実行することでピンチをチャンスに変えて、チャンスを結果に変えることができるだろう。

あとがき

そもそも、一般人にとってピンチだと思っているような状況は、修行を積んだ修験者や忍者にとってはピンチではないのかもしれない。

パルクールをするとき、側から見たら無謀なチャレンジでも、本人は十分な練習を積み、自分の能力を把握して絶対的な自信を持っているのと同じだろう。これもまた相対戦闘力的な視点か。



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