味方を認識する視覚ツール「合印」敵忍者の模倣を許すな!【忍者の技と知恵 #235】
敵味方が入り乱れて戦う戦場では、仲間であることを識別するための「合印」を身につけます。敵忍者は情報を盗むために陣地に侵入する際、偽の合印を作って紛れ込もうとします。これを防ぐために、合印は出陣毎に取り替えるようにします。
合言葉と同様に、合印も敵味方を識別するというよりも、味方であることを認識するためのツールです。合言葉が言語であり聴覚情報なのに比べ、合印は視覚情報になります。
伝書は、合印・合言葉を出陣毎や時間ごとに新しいものに交換することで敵忍者の侵入を防ごうとします。逆説的に考えると、侵入を防ぐためには合言葉を決めて、さらにこれを毎度交換しないといけない。合言葉を敵に知られた時点ではもう遅く、対応が難しくなってしまうこと言えます。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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