まっすぐ綺麗な倒立をするための3つのコツ

本記事は「なんとなく倒立はできるんだけど、体がまっすぐにならない…」「逆立ちできるけど、前後に揺れて動いてしまう…」などの悩みから、もっと綺麗な倒立ができるようになりたい!という方に向けて書きます。

倒立初心者の方へ【逆立ち練習法】

倒立を初めてやってみるという方には難しい内容かもしれないので、そういう方はこんな方法があるのか〜くらいの気持ちで頭の片隅に置いて、逆立ちができるように以下の逆立ちの練習法を参考に練習してみてください。

<逆立ち(倒立と呼べるほど美しくないけど倒立)の練習法>
支えてもらえる人がいれば補助をしてもらいましょう。いなければ壁に向かって逆立ちをします。

①壁の手前(20-30cm)に手を付いて足を振り上げます。
②できるだけ壁に足がつかないように逆立ちをしましょう。
③辛くなったらすぐに足を戻して休みます。

壁は転倒を防ぐための安全補助具です。あくまで壁はないものとして足を振り上げ、逆立ちをしましょう。
足を振り上げる勢いが強いと倒れます。逆に弱いと逆立ちができません。ちょうどいい勢いを探しましょう。

以下から綺麗な倒立のコツについて書きます。(なお、肩入れ式の倒立のコツではないので注意してください。)

コツ① 指で地面を掴む感じ

倒立をするときは地面に手を着くものですが、この手のひらに向かって腕、頭、上体、腰、脚の重さがかかります。

体重は手のひらで受けながらも、手の指は地面を掴むようにして力を入れましょう。

掴むという感覚を得るために、空で一度手をパーに開いて、外側の第一関節から順に第二関節、第三関節と指を曲げて掴む練習をしましょう。この指の力の入れ方で地面を掴みましょう。

コツ② 腕を気持ち軽く曲げる

腕はまっすぐ伸ばすのではなく気持ち軽く曲げます。

軽く曲げることで体にかかる何かしらの負荷、腕の力の変化、体の揺れなどを腕で和らげることができブレを少なくできます。

腕を伸ばした状態では負荷をダイレクトに受けてしまうので、すぐに倒れてしまいます。

コツ③ 丹田に意識を集中

体が反らないでまっすぐな倒立をするには丹田に意識を集中します。

意識を丹田に集中し、そこに力を込めるようにして胸から脚までが反らないようにします。

前に行きすぎて反った脚は、腹筋で戻す感じではなく、丹田から足先にワイヤーが伸びていて、そのワイヤーを丹田あたりに引いて巻き取るようにする。これが力を“入れる”ではなく”込める“の感覚に近いです。

バランス力とは現状を維持する力

絶対に動かないという状態を人間の身体は保てません。前に倒れそうだから後ろに引く、そしたら後ろに倒れそうになるから前に引く。これを繰り返すことで身体は動いていないように見えるのです。

動いていないように見えるほどの微妙な揺れに身体を操作しましょう。倒立が揺れる要因には、筋肉の動き、初動の勢い、重力、風、心理状況等が影響を及ぼします。バランス力とはこれら外的、内的な要因に随時対処して現状を維持、持続する力です。

バランスというもっともらしい言葉に騙され、細かい点に気づかないでいると、バランス力はなかなか身につかないです。

この記事を読んで倒立を実践される方、3つのポイントを実践し、現状維持という考えを頭に置いて練習に励んでみてください!

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