人のコトを考えて行動するための連帯責任「五人組の厳令」【忍者の技と知恵 #205】
軍隊編制の最小単位である五人一組の「伍」には守るべき8つのルール「五人組の厳令」があります。
「五人組の厳令」第二令は五人組のうち一人でも規則違反があれば五人は連帯責任を負うことです。軍規を守ることは絶対です。なぜなら仲間を守り、敵を破り、国を守るものが軍規だからです。敵忍者は気の緩みに付け込んでくるので注意します。規律を破る者が現れないよう、互いに相手を見張り緊張感を維持します。
集団の力を下げる原因は、誰か1人の自分だけ良ければという利己的な気持ちです。利己的な気持ちは人の話を聞かず、言うことを聞かず、周りの行動に合わせようとしません。また、人が悪いこと(誤ったこと)をしていて注意しないのも自分とは関係ないからという利己的な気持ちによるものです。連帯責任の重要性は、責任を負うことではなく、人の行動を自分のことのように考えることです。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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