2種類のかがり火を使い分け、忍者の侵入を妨害する!城・屋敷・陣地の防犯2【忍者の技と知恵 #164】
忍者は暗い夜の闇に紛れ、城や屋敷、陣地に忍び込んできます。これら忍者の潜入を防ぐため、戦国・江戸時代は篝火や灯篭、提灯などの照明器具を使って闇を照らし、忍者の侵入しにくい環境を作りました。
城や屋敷、陣地には本篝火と捨篝火の2種類の篝火を焚きます。本篝火は城や陣地の内門の左右に設置し、捨篝火は陣地から外へ650m離れた場所に設置します。
本篝火はメインの照明で、門に出入りする者を照らし不審者を発見します。捨篝火はサブの照明で、陣地の周囲を照らすことで隠れ場になる物陰を照らし、不審者の行動を制限して発見しやすくします。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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