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不幸(ミス)の連鎖を断つ【なぜミスは重なるのか?】

ミスが重なると、ミス自体に因果関係はないのにまた悪いことが起こると思ってしまう。こういうとき、人は運が悪いと言うのだが、運が悪いで片づけては問題解決にならない。

不幸の連鎖を断ち切るための思考法について考えてみる。

偶然のミスを繋げてしまうのはなぜ?

人間は未来を予想し、過去を記憶して、今を実感しているのだと僕は思う。(これを勝手に心理的な存在の理解と呼ぶ)
それは周囲の空間にあるものを見て今いる場所を理解することに近い。(これまた勝手に物理的な存在の理解と呼ぶ)

過去の記憶は数分、数時間前のものは強く意識に残り、数日、数週前のものは曖昧あいまいになっている。直近の情報をもとに現状を理解し、未来を予測しているため、ミスが偶然にも連続で起こるとそこに因果関係を見出してしまう。

人は問題を本当に解決したいわけじゃない

原因不明の問題に人は直面すると思考を停止して、神や運命といった超自然的なもののせいにして問題を解決しようとする。

人は問題を本質的に解決したいわけでなく、問題を解決したことにしたいだけ。物理的な問題解決よりも心理的な問題解決の方が優位なのだ。

ミスが連続で発生するときのメンタルと注意力について

ミスが連続で発生する原因は、偶然発生したものに因果関係を見出して、またミスが発生するんだと思うことで想像した行動ミスを取る。または、ミスがまた発生する“かもしれない”不安、ないし連続で“ミスってしまった”ことの気持ちの低下が注意力を削ぎ、ミスを発生しやすくする。

ミスの連鎖から抜け出す

人の脳(思考)は優秀だが、たまにこういうエラーを起こす。エラーに飲み込まれると抜け出せなくなり、解決する方法は時間を置くしかなくなってしまう。エラーに飲み込まれない方法は「これはエラーだ」と考えること思考状況を一旦リセットすることだ。

ただし、そもそも疲れていて注意力が欠如しているときは意味がない。そういうときはしっかり休んで心身共に回復させよう。

忍者はミスの連鎖を引き出す手口に熟知している

忍者は戦時、変装して敵陣に紛れ込み偽情報を流して不安にさせて兵士のパフォーマンスを下げさせる。

偽情報は一つではなく、複数の情報を流すことで思考力を低下させることができる。「敵はこちらの3倍いる」「裏切り者がいる」「将は手柄を独り占めしようとしている」「俺たちを囮に逃げるつもりだ」…いくつもの情報があるとどれから処理していいか迷って対処できないでパフォーマンスだけが下がっていく。

一度下がり始めたものを下げるのは簡単で、上げるのは難しい。忍者は人心を熟知して巧妙に術を仕掛けてくる。

心理的なプレッシャーに物理的なプレッシャーも加える

心理的なプレッシャーを与えながら、大声を上げたり銃声を鳴らしたりして物理的なプレッシャーもかけることで攻め方を考える余裕を与えず、逃げ道だけを想像させて思惑通りの行動を取らせる。

想像力が未来を生きる力になる

心理的な問題、物理的な問題、それに直面したときの思考に想像を膨らませることで未来を生きる力になると思う。

🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home