城門に掲げる提灯に家紋は入れるな。城・屋敷・陣地の防犯7【忍者の技と知恵 #169】
忍者は暗い夜の闇に紛れ、城や屋敷、陣地に忍び込んできます。これら忍者の潜入を防ぐため、戦国・江戸時代は篝火や灯篭、提灯などの照明器具を使って闇を照らし、忍者の侵入しにくい環境を作りました。
城門には大灯籠(提灯)を掛けて闇を照らします。火袋(紙製の風よけのシェード)には大将の紋などは描かないようにしますが、策略としてあえて関係のない紋を入れてもいいでしょう。
家紋は敵味方を識別するための便利な印ですが、家紋で判断することに慣れてしまうと、たとえ知らない人間であっても家紋が