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良い店の顔は一つだけ

□お客さまから従業員になった人がいる
□従業員の家族が入社することがある
□自分より勤続年数の長い従業員がいる
□従業員が当店で多くの買物をしてくれる
□人材不足には従業員が人材を紹介してくれる

これら5つのうち、あなたの店ではいくつ当てはまりますか? すべて当てはまるとしたら、あなたの店は間違いなく、お客さまにとっても素晴らしい愛される店でしょう。

これまでに4000社以上の繁盛店を取材する中で、そこに共通する“繁盛の法則”をいくつか見つけることができました。その重要な要件のひとつが「人」に関する共通項です。

「うちには良い人材が来てくれない」
「うちには良い人材がそもそもいない」

人材不足にいつも苦しむ店の経営者の多くはこう言って、ため息をつきます。じつは、彼らは大きな勘違いをしています。人には「お客さま」と「従業員」という異なる人種がいるのだと。

お客さまも従業員も、同じ感情を持つ人間です。それがたまたま自店で買物をするか、働くかの違いで縁を持つだけです。つまり、お客さまに愛されない店は、従業員から慕われることもないのです。逆もまたしかり。

そういう店は、お客さまに見せる「表」の顔と、お客さまには見せられない「裏」の顔を持っています。繁盛する店の持つ顔は、お客さまにとっても従業員にとっても、たったひとつでなのです。

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