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bosyuでメッセージがやりとり出来るようになりました。

こんにちは。bosyuのプロダクトマネージャーの人です。bosyuでメッセージのやりとりが出来るようになったので、その報告をしたいと思います。

また、なぜ今までメッセージ機能がなかったのか、そして何故このタイミングでメッセージ機能をリリースしたのか、さらにはメッセージ機能に込めた思いという、プロダクト開発の裏側についてもお伝えしていきます。

いままでのbosyuの問題点

2019年時点のbosyuは、SNS上でカンタンに募集ができるサービスです。募集を作る事、そしてそれらがSNS上で目立つ事のみに特化するという思想のもと作られています。そのため、コアな機能以外はバッサリと削ぎ落とされているという特徴も保持しています。

2018年4月にリリースされたbosyuには、リリース当時から応募者に対してメッセージを送信する機能がありませんでした。これは、リリースに必要な機能以外を削ぎ落とす事で開発コストを抑え、リリース時期を早めるといった狙いがあったためです。

そのため、応募者に対してのメッセージについては、SNSにその機能を移譲する抜け道を利用していました。つまりは、応募者のSNS情報だけを募集者に伝え、TwitterやFacebookから直接連絡を取ってもらう形をとる事で、メッセージの機能をbosyuの外に追い出したのです。

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最低限満たしたい体験としてはこれで十分なものの、下記の二つの問題がありました。

・DMを解放していない人に連絡が取れない
・多数の応募があった際に、DMだと対応できない(凍結されたり、数が多すぎて管理できない)

問題がありながらもメッセージ機能を実現していなかった理由

上述の問題はリリース当初から認識されており、bosyuチーム内部においてもメッセージ機能の是非については幾度となく議論されてきました。とはいえ、下記の理由から実現は見送られていました。

・SNS上のDMで代替可能である事
・応募した時に「常に返信があるわけでは無い」ことを意識させる事で、応募の期待値を下げたかった
・開発リソースの不足

メッセージ機能をbosyu内で持たず、SNSという一つ離れた場所からの返信となることを意識させることで、応募に対しての返信の期待値調整が結果的に行えていたのでした。

とはいえ、メインの理由はリソースでした。2019年7月のbosyu社の分社化までは開発リソースがあまり多くなかった事もあり、大掛かりな開発を行う余裕がなかったのでした。

なぜこのタイミングでリリースしたのか

少し前のnoteでお伝えしたように、bosyuは少しずつ変わろうとしています。「自分にとって普通のことだとしても、視点を変えれば誰かの役に立つシゴトになる」といったことを中心に置いて、シゴトを進める上で必要な、「対価のやりとり」の部分に踏み込もうとしています。つまりは、「報酬としてのお金」や「対価となり得るお金以外の報酬」をbosyuを通して安心・安全にやりとり出来るようにしたいと考えています。

そのためには、相手に対して確実に連絡がつく必要があります。SNSにメッセージの機能を移譲する形だと、DMを解放していない人やSNSの情報を間違えて登録してしまった人に対してbosyu上から連絡をとる術がなくなってしまいます。このような状態は、bosyuが考える安心してやりとりができる状態ではありません。

SNSにメッセージ機能を移譲することによる期待値調整に関しては、bosyuにおけるメッセージ機能の作り込みで回避可能であること、それ以上に安心してbosyu上でやりとりができる状態を作り込むことの方が大切であると考え、このタイミングでのメッセージ機能のリリースを行いました。

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メッセージ機能に込めた思い

メッセージ機能を設計するにあたっては、メッセージのやりとりにおいて精神的な辛さが発生しないことを重要視しています。上述の応募時の期待値調整のような話もそうですし、メッセージに対しての返信がなかったり、無視されてしまった場合の悲しくなってしまう気持ちを、少しでも良いから和らげることが出来ないかと考えていました。

その背景には、ユーザーさんの背中を押していける存在でありたいというbosyuの想いがあります。何かをやりたいと思った時のハードルを少しでも取り除いていくために、応募に対するハードルをシステム面からも引き下げていきたいと思っています。

改善をどんどん続けていきます!

リリースまでのペースを優先したために、メッセージ機能は正直なところ6割くらいの出来でリリースしています。最低限のやりとりができること、致命的なエラーが発生していないことは担保しつつも、使い勝手の部分については数多くの点で妥協しています。今回のリリースで妥協してしまった点は、今後ゴリゴリと改善していく計画となっています。

使い勝手の点で気付いたことや気になることなどがございましたら、お気軽に下記のbosyuよりご連絡ください。その裏でも改善を続けていきますので、数ヶ月後にはかなり使いやすい状態になっているはずです!


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