本屋にひそむ人生

本屋さんに限った話ではないんですけれど、お店とか街中で勝手にそこにいる人々の人生を考えるのが好きです。

本屋さんって色んなコーナーがありますよね。
赤本とか参考書のコーナーだったり、旅行雑誌のコーナーだったり、あとは新書のコーナーとかメディア化作品を取り上げたコーナーとか。

同様に人だって色々なわけです。
赤本コーナーに真剣な顔のおじさまがいたり、旅行雑誌の前に楽しそうな若者2人がいたり、新書コーナーに難しそうな顔をする制服の女の子がいたり、子ども向けの棚でしゃがみこんでいるお子様がいたり、はたまた文庫本コーナーの隅の椅子でスマホを眺める男の人がいたり。
本屋さんに来る人が必ずしも本を買いに来ているとは限りませんし、待ち合わせまでの暇つぶしにふらっと入った人もいるかと思います。

この様々な人達は全員、同じ時に本屋さんにいるというだけでそこに来た理由も今までの本との思い出も様々でしょう。私には想像もできない理由で想像もできない本を見に来た人だって、きっといます。

そんな人たちを見て、どうしてここに来たのかな、何を見てるのかな、どんな人生を歩んでいるのかな、どんな本を読んで育ってきたのかな…なんて考えることが好きなのです。


という話を先日母にしたところ、おもしろいねと言われました。
みんな考えることかなと思っていたので面白がられたことが興味深くて、備忘録の意味も込めてnoteにしてみました。
もし暇で何となく書店に入ることがありましたら、ぜひ思いをめぐらせてみてください。
ジロジロ見すぎるのは失礼なので、そこは注意。

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