いきものがかりと「死生観」
『100日後に死ぬワニ』はしばらく炎上しましたね。
残念ながら、炎上の理由の一つにもなってしまったいきものがかり。
100日目のワニが公開されたあとすぐに『生きる』を公開し、「電通案件」などと批判されました。
一ファンとして、それはあまりにも悲しい…。
そこで、なぜいきものがかりが「100日後に死ぬワニ」の作者きくちゆうきさんとコラボし、急ピッチで曲を作ったのか、「死生観」の点から自分なりに考えてみました。
なぜ「死生観」なのかというと、
近しい死生観を持つ4人の想いが重なり、異例の急ピッチで制作が進行され、作品がラストを迎える3月20日(金)の公開が実現しました。
出典:いきものがかり OFFICIAL WEBSITE「『100日後に死ぬワニ』とのコラボムービー&テーマソング、3月20日(金)PM8時02分(ワニ)より公開!」https://ikimonogakari.com/news/music/10270/
とあるからです。
いきものがかりと「死生観」のつながりにピンと来てない人も多いのかなと思い、今回この記事を書いてみることにしました。
そもそものきっかけは、友人がTwitterで、いきものがかりの死生観に思いを馳せたことがなかった、とつぶやいていたからでした。
自分は、
いきものがかりと「春」
いきものがかりの「死」に対する思い
がキーワードかなと思っています。
いきものがかりと「春」
いきものがかりのメジャーデビュー曲は「SAKURA」。
そのほかにも、「花は桜 君は美し」や「春」など、春にちなんだ曲をリリースしています。
ファーストアルバム、セカンドアルバムも春にリリースしていました。
いきものがかりと春は切り離せないですね。
いきものがかりの「死」に対する思い
「死」に対するテーマで描かれた曲として有名なのが
「茜色の約束」
いつかは大切な人との最後の別れ…死というものがやって来るけど、それまでの一瞬一瞬を大切に生きようっていう、テーマとしてはかなり重いものですよね。
引用:インタビュー『いきものがかり』|エキサイトミュージック(音楽)http://ent2.excite.co.jp/music/interview/2008/ikimonogakari/interview01.html
これも鉄板 「ラストシーン」
そして、あまり有名ではないですが、アルバム「FUN! FUN! FANFARE!」に収録されている「春」
https://www.uta-net.com/movie/175767/
リーダーの水野良樹さんの母親が亡くなったときに書いた曲と聞きました。
僕は“いつか終わるよ”っていうことを必ず書くようにというか、常に胸に抱きながら書いていたんですけど、震災があったりとか、自分自身もちょっとずつ歳を経て別れを経験する中で、別れの先を生きなきゃいけない人がたくさんいるっていうことに気づいて。死というものに対して、一面しか見てなかったなっていうことを感じたんですね。それは、本当に迂闊だったし、僕が未熟だったなと思っていて。だからこそ、終わった先を生きなきゃいけない人に対して寄り添う曲というあり方もあるんだなと思ったし、終わりの先という意味では、「ラストシーン」や前のアルバムに入っている「春」は新しい挑戦ですね。
引用:いきものがかり 水野が語る、自分たちのことをなるべく喋らないようにしてきたグループの歴史を綴る理由 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス https://spice.eplus.jp/articles/77625
そのほかにも、
ブルーバード、うるわしきひと、HANABI、ホタルノヒカリ、ふたり、プラネタリウム…(個人の見解ですが)
など、考え始めたらきりがないくらい(本当にきりがない…!!)、
いきものがかりは、死や別れをテーマにした曲をリリースしていると再認識。
このような思いを持ついきものがかりが、『100日後に死ぬワニ』を見て、深く感銘を受けたがゆえに、急ピッチで曲を作ったのかなと私は思います。
最後に
とりとめのない記事になってしまいましたが、いきものがかりが、きくちゆうきさんとコラボし、急ピッチで記事を書いたのも納得できるのではないでしょうか。
いきものがかりの死生観が現れている曲があれば、コメントいただけるとうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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