見出し画像

ポンヌフで恋人たちを思いつつ、

もう33年も昔のこと、ひと月ヨーロッパを旅して
最後はパリの街を歩いていた。
シャンゼリゼ通りの近くの映画館に
大きく、Les Amans du Pont - Neufs  の文字
あーポンヌフの恋人やってるんだ、、
と、しばらく看板を見上げていた。
翌日、外国の映画館を見てみたいな、それも、見たかったやつだし
おそるおそる列にならび、
les amants du Pont Neuf, un
と言ってみた。おばさんは、duの発音ができていない私のフランス語
ま、タイトルなんだからわかるのは当たり前なんだけど、をわかってくれて
チケットゲット!
字幕がないし、フランス語教室も初心者クラスだったので
話していることは、わからなかったけど
なんだかものすごく充実した時間だった。

8年くらい前、リバイバル上映があり、ポンヌフの恋人たちを見に行った。
言葉は分からなかったはずなのに
あ、そうそう、なんて思いながら見ている自分に驚いた。
パリで見た時は字幕がなかったから、画面をそれこそ
穴があくほど、ただひたすら眺めていたんだな。
映画館の入口とか、すっかり忘れていたことも思い出した。
映画館をでたらパリの街並み、画面でみていた風景が
目の前にひろがっている贅沢な時間。
今思い出しているこの時間もドキドキしてくる。

映画のあと、ポンヌフにも行ったっけ。

#映画にまつわる思い出

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?