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G1カレッジ2018 申請課題の回答〜自己紹介⓵〜

[はじめまして!!]
みなさん、はじめまして。 佐藤究と申します。
最近多くの方から「アウトプットが欲しい」とご要望があったので、noteを始めることとしました。

これから数回の記事は自己紹介として投稿します。
第1回目は2018年の12月に参加した「G1カレッジ」の申請課題の回答をまとめました。

[そもそも...]
G1カレッジとは、学生向けの日本の将来を議論するイベントで、250人の選抜された学生が多様な分野(政治、文化、テクノロジー、教育、スポーツ)の課題解決に向けて提言を行う場です。


このG1カレッジの参加に向けた課題についての私の回答では、私のこれまで、現在やっていること、将来やりたいことがまとまっていて、自己紹介としてちょうど良いものになりました。

私の紹介のほか、G1カレッジに参加したい学生の方にも参考になれば幸いです。

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[全体として]
今年のスローガンは、「次代を共創する仲間と出会う」。
学生だからこそ築ける、フラットな繋がりを大切にしたい。お互いの想いをぶつけ合い、未来を創り上げる「創造的破壊」が生まれる熱を帯びた場をつくりたい。
想いや覚悟を持った仲間が集まり、一緒になって次代を創っていく、深く長期的な関係が生まれるG1カレッジを、今年度は目指しています。
これからを共に進む最初の一歩となるG1カレッジには、皆さんの参加が必要不可欠です。あなたのご応募、心よりお待ちしています!


● 課題1
 あなたが実現したい夢または創造したい社会の形を、乗り越えるべき課題と併せて具体的に述べてください。※250字以内

回答
学問の非中央集権化と科学の大衆化の実現を目指しています。国立大学でさえ独自経営を迫られ、学問に対する選択と集中が見受けられます。この現状は人類の叡智を醸成する機関としての共通理念に反しているように思えます。この課題の解決策に「学問の非中央集権化」が挙げられます。ブロックチェーンを代表する分散ネットワークを用いて、中央省庁に左右されない、大衆による自由な発展が可能になると考えています。学問のオープン化によって学問と社会との乖離を埋めることができればより教養に満ちた社会になるだろうと思っています。」

コメント
学問の価値が政治的に決定づけられている現代社会を変えたい!というのが私の活動の動機になっています。学問の価値の再定義のもと、興味のある研究対象を持ちながら一人一人が主体的に研究をすることができるエコシステムを作ることによって、一億総研究者社会の実現をしようと考えています。


● 課題2 
課題1で回答したビジョンの実現のために、現在取っている、もしくは1年以内に取りたいアクションを具体的に教えてください。※200字以内

「現在、日曜研究を支援する大学の構想を議論しています。非専門家の人々による知恵の価値に焦点をあて、いかなる大学が最適解となるのか考えています。関連して科学技術社会論夏の学校の運営責任者としても準備をしています。この1年間で取るアクションとして、ブロックチェーンを用いた学術サービスの公開を行います。研究成果などを分散型アプリ(DAPPs)の形でネットワーキングするアプリをこの1年で完成させたいです。」

ここではアマチュア研究、在野研究、日曜研究などといった学生を含む一般市民(非専門家)による研究の総称を「日曜研究」といっています。大学が学生のためにある教育機関であるように、日曜研究者のための教育機関としての大学院大学を設立する考えに至りました。大学を補完する形で大学院大学を設立することで、これまでの状況との接続を保った上で社会実装をしていきます。
また学問のオープン化の思想のもと分散型アプリケーションをブロックチェーンを用いて実装することで、知的財産の管理のほか、ブロックチェーンの社会実装にも寄与することを想定しています。


● 課題3 
過去の活動実績を、些細なことも含め、具体的な名称と共に記載してください。※文字数制限なし

「高校時代合唱部に副部長として所属しており、「NHK全国高校音楽コンクール」にて2年連続全国優勝しました。
学部2, 3年次に「TEDxShimaneU」の運営を行いました。TEDxの登壇者であるスピーカーに関するチームのリーダーとして選考や発表内容作成のお手伝いを行いました。ローカルなコミュニティのあり方や、いかにイベント運営を進めていくのかを知れ、大きな学びとなりました。運営メンバーとのイベント作りの結果、中国地方初開催のTEDxイベントでご協賛も満額でオーディエンスの方々も満員になり、盛会に終えることができました。
ものづくり部の創部メンバーとしても去年度はハッカソン「Yahoo Hack Days」に出場し、Amazon Echoを用いたAlexaアプリの開発をしました。
また学部時代の研究は理論物理学をやっていて、卒研前2,3年次の課題研究については海外での研究発表を2件行いました。
また去年の「G1カレッジ」で大学改革についてを人生で初めて真剣に考え、破壊的な大学の設立を想像して描くことができました。
その経験がきっかけで年度末に参加した「ACADEMIC CAMP」では、大学を取り巻く学問、地域、教育諸分野の課題とその解決方法を議論しました。ここで大学院大学構想のグループが発足し現在に至ります。
現在は東大および高エネ研(KEK)で加速器物理の研究をしており、先日行われた「KEKサマーチャレンジ」のTAを行ったほか、「サマーチャレンジOGOB会」の周知も行いました。科学や学問、技術と社会との関わりについて研究所として活動を行っているKEKに身を置きつつ、そこでの研究の傍らに僕にできることを実践しています。」

高校時代に合唱を本気でやっていたのもあって、音楽が好きです。
合唱だと特にBach, Monteverdi, 三善晃あたりでしょうか。
バレエ音楽でも特にStravinskiが好きです。Petrushka超好き
実は誰にも言っていませんがAlto Saxも始めようとしています。

出身大学は東大ではなく、島大です。大学院から東大理物にいます。
最近は「隠居生活」をしていたと揶揄していますが、都会から隔離された地域で集中的に外国語、理論物理、コミュニティ形成を学べたことは貴重な経験でした。老後は島根で生活していたい。もちろん地方創生にも興味があります。

卒論としてやっていた弦理論から加速器物理に鞍替えしました。ものづくりのための技術を習得したいという大きなモチベーションのもと変えてしまいましたが、今でも理論物理への渇望がおさまりません。そのため日曜研究として理論の勉強も進めています。
物理に問わず、形式的な理論体系に興味があり、言語学の統語論などにも興味があります。親しい友達が統語論で論文書いていたのに影響されました。


[最後に]
以上、回答にコメントを混ぜる形で、少し丁寧に自己紹介させていただきました。これからも何回か自己紹介の記事を書いていきますので、ゆっくり読んでいただけると嬉しいです。

それでは、これからどうぞよろしくお願いいたします。


20190108
佐藤究

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