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1・17、Kobe。もじゃ。

2時間年休。夕方から神戸。「もじゃ」(=私のカウンセラー)。

阪神淡路震災のあの日、私は就職1年目だった。伊丹に住んでいて、震度6~7を体験した。新幹線の高架が落ち、阪急伊丹駅がぺしゃんこにへしゃげた町である。

今日は「もじゃ」終了後、(写真は撮れなかったけれど)東の空に白く大きな(ほぼ)満月。「あの日」の前の晩、見たこともないような赤い満月だったよね。3階建てのマンションの屋上で(当時はフィルムのカメラで)写真を撮ったように記憶している。

もじゃ。
今日も30分以上喋ったのに、相変わらず昔の半額の4,500円だった。
「前に『高い』って言ってから気を遣ってるでしょ? いいよ。必要な分はちゃんと取ってよ。」
と言うが、彼も頑なに。(「確かに、そりゃ高いわなぁ…」って反省したのかなぁ…?(笑))
領収書を書きながら、
「あ、今日は震災のあった日ですよね。」
「ええ。だから今日神戸に来たってのもあります。」
「でももう全然そんな感じがしないですよね。コロナ、コロナで…。」
たしかに……。

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「もじゃ」の前でも、見せろと言われてもないのに直ぐにお腹を見せようとする私。年賀状の話、「妻」の実家を訪ねた話、こないだちょっと壊れかけていた話、近ごろ夢見が悪いこと、などなど、あけすけに語ってきた(つもり)。

「前に『お酒は止めた方がいい』『どうせ糖分を取るだけなんだから饅頭でも食べときなさい』とか言われて、『はいはい』って私もテキトーに返事したんだけど、本当は全然聞く気なんてなくって。『そんなん、どうせ飲まへん人の理屈やん。全然飲む人の気持ちすら理解できてへん!』って思ってました。立川談志も同じこと言ってましたよ。(笑)」
「いやいや。自殺する人は大抵お酒飲んで死ぬんだから、やっぱり止めた方が良いですよ。死ぬのはやっぱり怖いから、お酒の力を借りて死ぬの。飲むと死にたくなるんだから。」
「でも、私は毎朝出勤するときとかに死にたくなるんですよ。あるいは天気の良い仕事中にも。かなり素面ですよ。」
「でもね、大体鬱の人は飲むと翌朝抑鬱症状になるんです。そして迎え酒をするの。」
「あ、でもね、私……(昨日のマガジンの話)……体質とか習慣的には依存症かも知れないけれど、気質的には依存症じゃ無いような気もするんです。つらいから飲んだりとか別にしないし、迎え酒だってしないし。」
「いやいや、たぶん気質的にも依存症ですよ。」
「(納得できない表情…)」
「とにかく、お酒は止めた方が良いです。豊助饅頭でも食べてなさい。」
「(さらに「ぶーちゃん」な顔)」

その他には何を言われたっけかなぁ…。
「とにかく、**には帰らんほうがいいよね。互いに疲れるし。」(あ、いや、確かに自ら無理に帰るつもりはないんだけれどさぁ…。σ(^◇^;))
「猫とか飼うのはどうですか? 人間のストレスは人間に対してだから。猫とか、犬とか。近所の野良猫でも良いから、撫でてたら良いんですよ。鳥と喋るとか。そういうの大事。」(いや、鳥と喋るの得意だけどさぁ…。)
「ルーティンを守ることが大事。毎日同じ時間に暖房のタイマーが付くとか。」
「奥さんにお金を渡す必要はもう無いよね。息子さんのために貯めておけばいい。将来渡したときに、『ああ、父さんはずっとボクのことを思ってくれてたんだ』ってきっと思うから。」(それって10年後、20年後とかの話?)
「とにかくお酒はよくないから、饅頭にしなさい。」

帰るとき、私の背中に向かって、「酒やめろー」「酒やめろー」って呪詛の言葉が浴びせかけられました…。


だけどやっぱり今日は1・17。

合掌。