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マレーシアでもっとも美しい島⑥自由と孤独
憧れの地、レダン島へ!⑥ 自由と孤独
ロングビーチの海は、エメラルドグリーンに輝き、透明度も抜群。ビーチの砂はふっわふわでシルクのように柔らかくて白い。
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残金1250円なので、
一番安い焼きそば一択。
水温、波、遠浅のビーチ、すべてが完璧で、この海は、小さな子どもからご老人まで幸せにする奇跡の水。すべての人を愛で包み込む、神の水。
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まさにここは天国。海へと潜ると、さらなる美しい世界が待っている。あぁ、ずっと潜っていたい。ゆらゆらと浮かんでいたい。
外は酷暑で、水の中はあたたかい。ビーチに上がる理由はもうない。体が海と一体になり、溶けていく。
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この楽園、クレジットカードもATMも両替も存在しない。とうぜん、残金1250円の私は、なんのアクティビティもできない。
観光客は、ぞろぞろとシュノーケリングやダイビングに出かける。私は…ひたすら海に潜り、ビーチに寝転がり、ココナッツを飲んだ。
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人間のわたしと、自然の一部であるわたし。
美しさにただ浸っていられるほどのお気楽者ではない。ひまだ。孤独だ。人間のわたしが思考し始める。
みるみる孤独感が襲いかかってくる。
「いいな、誰かがいて。」
「みんな幸せそう。」
この幸せを分かち合いたかったよ。
溢れる涙を海へと返す。私の中にある涙という海が、生まれた場所へと還っていく。母の懐に身を委ね、自然に還っていく。
社会的な動物が、ただただ独りで幸せに浸ることは難しい。とはいえ、誰かがいれば、独りになりたいと願ってしまう。
幸せと、寂しさを存分に味わった。
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おなかゆるゆるなので少なめw
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