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人は何故、働くのか?

面白いタイトルの本を見つけた。
表紙の感じも、何だかとぼけていて、良い。

本音を言うと。
働かずして暮らしていけたら、その方が良いかなと思うタイプである。
とは言え、実際はなかなかそうはいかない。(笑)
多かれ少なかれ、生きていくにはお金が要る。
必要となる額はそれぞれ違えど、ゼロで良いという人は恐らく居ないだろう。
この“必要な額”というのが、案外クセモノかもしれない。ただ一方で、お金は幾らあっても良いという人も居るだろう。かくいうワタシもそう思っていた節がある。(今も多少は、そうかも。)
その実、一部の例外を除いて、お金を得るのには時間を費やす必要がある。そして、この時間というものは、残念ながら有限である。
この、「お金」と「時間」については、また改めて投稿したいと思っているが、先述の本を手にして、考えさせられることも多々あった。
そう、ワタシ的には、まさに働かないって、ワクワクしてしまう人なので。(笑)

そしてまた、根源的な問いになるだろうが、表題の通り、人は何故、働くのだろうか。
生活の糧を得るためと言えばそれまでだが、日本人の働き方(ワタシも含めて)を見ると、そんなに単純な話でもなさそうである。過労死するほどに働かないと、糧は得られないのだろうか。
生産性、働き方改革、働きがいや、やり甲斐など、キーワードは幾つもあるが、人生に密接に関わるせいか、単純明快には処理出来ないところに、この問題の奥深さがある。

また、やり甲斐のある仕事は幻想だと言っていた本もある。読後、そうかもと思ったワタシが居たのもまた事実である。

新社会人になり、転職して、身体を壊して休職までしたワタシは、決して働くのが上手ではないだろう。お金を稼いで、モノを買い漁って、多額の返済を残した挙げ句、モノでは満たされなかった経験までしたワタシは、お金も上手く使えなかった。
ただ、ミニマリスト生活に突入して8年目、訪問介護の仕事をし、稼ぎは激減したが、返済の完済まであと少しのところに漕ぎ着け、こころの平安というか落ち着きというかは、皮肉にも今が一番のように思えている。
一体、今までの日々は何だったのか?そしてまた、働くとは何で、人は何故働くのかに想いを巡らすようになっている。
もうあとしばらくは、生活の糧を得るために働くことになる。ただ、50歳を越えて、今一度考えてみたいと思っている。その意味でも、良いタイミングで良い本を見つけたと思う。

ではでは、今日のところはこれくらいで。

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