見出し画像

路地裏の午後(詩)

路地裏の石畳が妙に眩しく

古時計と麹の香り

AMラジオは蒸気に消され

火鉢のカケラは炎の肥やし

緑は記憶を連れ去り

風を呼び込む

煎れた珈琲は遠くを鮮やかに

庭の玉露に眩しさ覚え

空には火星が待ち侘びる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?