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KIVこども国際村活動報告会2023

KIVでは毎年6月にNPO法人の義務として活動を報告する会が行われますが、今年も無事に総会を開催することができました。

KIVの4つのプログラム「こども英語村」「AaasoBo! こどもオンライン英会話」「クラスエンジェル」「キッズミートザワールド」について2022年度も多くの子どもたちにご参加いただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そして活動報告会でも4つのプログラムを中心に財務関係、役員体制、今後の事業計画についても共有させていただきました。

一つ一つのプログラムに対してさえ本当に多くの報告や課題がありここで全てを書ききることが難しいのですが、今回はKIV全体を通した2022年度の事業計画に対しての成果報告と2023年度の活動計画を簡単にお知らせさせていただきます。

まず2022年度にKIVの取組みで目標にしていた計画はこちらです。

2022年度事業計画

  • 寄付金、助成金倍増のため代表理事による営業・広報強化

  • 新ディレクター陣採用によるこども英語村プログラム運営安定化

  • クラスエンジェルプログラムの定期クラス開始

  • 助成金取得による有給社員雇用に向けた準備、取組み

さて活動の成果はどうだったか?

  • 寄付金、助成金倍増のため代表理事による営業・広報強化

念願の「こども夢基金」助成金獲得(計30万程度)

  • 新ディレクター陣にてこども英語村プログラムを安定運営させる

4名の新ディレクターの方が主軸として活躍するようになった!

  • クラスエンジェルプログラムの定期クラス開始

年間10回プログラムのうち9回終了。一回の休みあり。実績を積み重ねてきた。

  • 助成金取得による有給社員雇用に向けた取組み

今年9月からの有給社員雇用化に向け、順調に報酬上昇中。

といった感じで、一年前に目標にしていた2022年度の取組みについては、ほぼ目標達成となりました。
助成金、新しいこども英語村ディレクター陣、クラスエンジェルプログラム開始など、一年前では「目標」でしかなかったものが今となっては身近なものとして当たり前に存在していることに、感謝の気持ちと共にKIVという団体自体も成長しているのだと改めて気づかされます。

そして今年2023年度のKIV全体の事業計画もこの場で発表させていただきます。

2023年度事業計画

  • クラウドファンディングにて支援を募り、関西地区でのこども英語村開催

  • こども英語村新オーガナイザー数名採用によるプログラム安定開催化

  • クラスエンジェル新マネージャー採用によるプログラム安定開催化

  • AaasoBo! サマーキャンプ2024 開催のための企画準備

  • こども夢基金継続取得のための作業ルーティン化

  • 代表理事Haru、副代表理事NatsukiのKIV本業化

今年は何といっても、関西地区でのこども英語村を実現させることが大きな計画としてあります。
こども英語村の活動開始以来5年が経ち、常日頃より関西での開催希望をいただいており、私たちもその度に何とか開催したい想いを持ち続けていました。
けれどもやっぱり物理的に、移動するための費用や宿泊費など参加費用だけでは賄えきれない支出が多く発生いたします。
KIVはもともと東京の渋谷区代々木公園から始まった活動で、この5年間も関東をベースとして活動して参りましたが、こどもたちと外国人が気軽に会える環境を関西にも創るべく、実際にKIVのメンバーが関西に行かなくとも地元に根付いたプログラムとしてその地域在住の方のみで円滑に行われるよう、ベースを創りたいと思っています。
またこども英語村だけに関わらず日頃よりこどもたちが国際交流に触れ、外国人の方と気軽に遊べる仕組みづくりにも取り組んでまいります。

そしてもうひとつ、私Haruと副代表理事NatsukiのKIV本業化があります。
今現在多くの方より、「もっと大きい組織をイメージしていた」と言われる機会がよくありますが、実は私含め、KIVを専業として働いている人間は現在おりません。
そもそもは2017年にボランティア団体として立ち上げ、2020年に非営利活動法人として法人化してきた経緯がありますが、この6年間は日々、子どもたちが気軽に外国人の方に会え話せる機会づくりに奔走する一方で、私自身の経済面での課題が常に存在していました。

また実際にはKIVに関わるスタッフの多くは今でも無報酬のボランティアまたはお小遣い程度の有給ボランティアの方で、メンバー構成の多くを占めています。

今年2023年、アーソボの成長と国からの助成金を軸に、3年前に法人設立以来やっと目標にしていた本業化が実現できるところまできました。
事業に対して本腰入れて取り組むことで、より子どもたちの国際交流環境、英会話を身近に感じてもらい、勇気をもって話す為の機会づくりに取り組みたいです。

あらためてKIVの活動の目的を載せておきます。

すべての子どもたちに、
様々な文化をもつ人々との交流を通じて
多様な価値観を知る機会を提供し、
「勇気をもって」自分の言葉で話せる
こども育成に寄与することを目的とする

KIVはこの目的のために活動しています。

ただし今の現状を見ると

まだNPO法人設立3年目、何ができたかってまだ何も社会を変えられたわけでは全くないし、日本中のごく一部のこどもたちにほんの少しだけアプローチできたという段階です。
まだまだ環境を整えるには長い道のりです。


けれども、いつも私が活動するうえで信じていること。それは、

こどもたちが外国人の方と会い、話し、想いを通わせることで、
こどもたちの「見える」世界、「感じる」世界、「思い描く」世界が広がること。それに伴い、世界に対してどう接していくか、どう心を置くか、想像していく力、思いやる力が身につきます。
その根本的な部分で欠かせないのが世界中の人たちとコミュニケーションをする上での英語や異言語を身につける事だったりします。

もちろん、話せなくても世界に対して思うことや感じる事はできます。
けれども、世界の人々とコミュニケーションを取ったうえで世界を想像することは、感じる量が圧倒的に違います。

私が世界を周って体験してきた事実を、こどもたちにこれからも伝えていきたいです。


日々KIVを支えてくださる仲間に感謝です。
いつもありがとう。


Haru




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