The Art of Invisibility
最近聴いたオーディオブックです。
Kevin Mitnickという人はもっとも有名なハッカーで、インターネット上で不可視(アイデンティティを誰にも特定されず匿名でいること)でいるためにはどうしたらいいかを解説した本です。本当の意味で不可視でいようとするとものすごく面倒くさいという印象です。現在はどんなに些細な手がかりからも追跡されるので、まあ、不可視といっても100%は無理じゃないかという感じです。例を上げて説明してくれるので、For exampleという言葉が100回くらい出てきたんじゃないでしょうか。とても面白かったです。しかし、普通にネットを使っている一般人がどれだけナイーブかというのがよくわかります。とにかくvulnerabilityがキーワードです。
Kevin Mitnickの動画がありましたので紹介しておきます。
The Art of Invisibilityでもよく話題に上がっていたEdward Snowdenのことを書いた本で、今これを聴き始めています。最初からかなり面白くて引き込まれます。
Dave Eggersのこの本もとても面白いです。こちらは小説ですが、匿名とは対極の全て顕名というだけでなく、人生の全部を常時100%公開という話です。