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イラストレーター・東京の仕事場から

25年以上フリーランスのイラストレーターとして生きてきた経験から、考えていることや考えてきたたことを綴ります。海外の仕事のことや、ときには仕事以外のことも、画像などを交えながら書…
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2019年11月の記事一覧

b.b.クローニンさん

青山塾で講師をしているせいか、ここ何年か恐れ多くも青山ブックセンターの「この夏におすすめする一冊」というブックフェアに参加させていただいてます。正直なところ、僕はとくに読書家というわけでもないし、装画の仕事でゲラを読むことはよくありますが、誰かに本をおすすめできるほどの知識も経験もないと思ってます。なので毎年選書には苦労するのですが、少ない読書量の中から素直に自分が好きだと思った本を挙げるようにしています。 今年の企画では、僕はb.b.クローニンさん(イラストレーター、アー

インスタグラムのリスト

日本のイラストレーターの情報は、ツイッターを見ているとけっこう入ってくると思うのですが、海外の人は意外とツイッターをやってなかったり、やめちゃったりしていることが多いので、そういう意味ではインスタを見るのが良いと思っています。 というわけで、僕が普段よく見ている中で、こういう人たちの絵が流れてきたらほぼ毎回いいねしてしまうというような海外のイラストレーターやアーティストのリストです。すでにフォローしている人もたくさん含まれているかもしれませんが、参考になれば幸いです。

スケッチブック

自分の人生にスケッチの習慣はなかった。 子供の頃から絵を描くことは好きだったので油絵を習いに行っていたりしたが、スケッチブック持ち歩いていろいろなものをスケッチするようなことはなかった。 アメリカの美大へ行くと、学生がいつもスケッチブックを携行しており、そこに授業のノートをとったり、ドローイングや落書きをしているようだった。このときのスケッチブックは、アメリカの画材屋ならどこでも見かける、ハードカバーで黒い表紙の典型的なスケッチブックのことだ。いわゆるClassic Ha