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ペンスチ通信

ツイッターの拡張版のような感じで、主にイラストや絵のこと、日々の出来事や考えたことを気楽に綴ります。以前やっていた定期購読マガジンは真面目に役立つ情報を発信しようとした結果力尽き…
主に絵や仕事に関することを書いています。多くの記事を単体でもで販売している(たいてい100円)のは…
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#油彩

個展を終えて

マヤでは五年半ぶりの個展を無事終えました。たくさんの人にお運びいただきどうもありがとうございました。遠方からもいろいろと注文してくださり感謝いたします。 最終日にはなぜか学生からのリクエストでスケッチブックにサインをしてアジフライとエビフライの絵を描いて、ついでなのでカキフライも描きました。 今回の個展をしてまず思ったのは、前回より疲れやすくなったことです。確実に加齢のせいです。別に歳をとるのは悪いことではないですが、いくら元気なつもりでも(というか自分は元気だったためし

¥100

制作日誌231212

制作日誌231116に掲載した絵の続きです。 リキテックスでここまで描いてきました。この後、ジェルミディアムで筆のタッチをつけながら画面を塗り、下の絵全体をシールします。こうすることで、ジェルミディアムの作った筆跡の谷の部分に上から塗った絵の具が残るだろうと考えてのことです。それから黒の絵の具で全体を塗りつぶしました。

¥100

NEW CLASSICS 2023展のお知らせ

2023年12月11日(月)〜12月20日(水)に開催予定のギャラリーハウス・マヤ企画展NEW CLASSICS 2023に参加しますので、お知らせです。 今回のテーマは「古典」とのことです。詳しくはマヤのサイトをご覧ください。 僕は下の作品で参加します。うちの犬はよくエリザベスカラーをしてますので、描いてみました。 この絵は最近研究しているリキテックスと油彩で描いたものです。以下に具体的な制作プロセスを載せてみました。

¥200

制作日誌231009

個展のために絵を何点か描き進めております。 僕が個展で展示するパーソナルワークは、普段仕事で描いているデジタルの絵とは全く違うタイプで、キャンバスに油彩です。パーソナルワークが仕事の絵と全然違うのが良いのかどうか、それを人が見たいと思うのかどうかはよくわかりません。ただ、同じ雰囲気であれば仕事で描けばいいと思うので、個展の場合はよりタブロー寄りのものを制作しています。まあ、言ってみれば完全に自己満足で、楽しいから描いています。 以下はこの個展のために制作している絵に関連す

¥100〜
割引あり

絵を描きたい気持ちだけが先走った結果

前回からのつづきです。 それで最近考えたのが、何を描くべきかわからないのであれば、何物でもないものを描けばよいのではないかということです。

¥150〜
割引あり

Cat Power 2023のお知らせ

ギャラリールモンド主催のチャリティ展Cat Power 2023に参加します。 売上の30%が動物愛護団体に寄付されます。 期間 : 7/25(火) -8/6(日) 月曜定休 https://galerielemonde.com 毎回似たような絵を描いていますが、今回はこの作品を出品、販売します。 水彩紙にジェッソ、アクリルガッシュ、油彩です。 自分で撮った猫の写真からこんなラフを作ったのですが、猫があまりにボケボケで全然参考にならなかったので、上からPhotoshop

¥100

制作中の油絵について2

仕事が少し落ち着いたので、また個展用の油彩を再開しました。 今度の絵はこんな感じです。ラフをプロジェクターで投影してトレースした状態です。ここからアクリルガッシュで下塗りしてから油彩に移行する予定です。 新しい絵を進めちゃってますが、実は今まで個展用に描いた絵は4点るものの、いちおう完成したと言えるのは1点だけです。それ以外はみな途中のまま止まっています。あまり時間をかけると自分でもその絵が良いのかどうなのかわからなくなってくるのでマズいです。 また進捗を報告します。

¥100

制作中の油絵について1

たまにTwitterやInstagramに投稿している油絵についてです。これらの絵は2024年1月にギャラリーハウスMAYAにて開催予定の個展のために描いてます。 スマホで撮っただけなので、油彩の画面が光ってしまい、色もうまく出ていませんが、こんな絵です。デジタルで制作したラフをもとにグリッドを使い、キャンバスに鉛筆であたりをとって、黒い絵具でおおまかな明暗を確立させてから色を乗せています。一通り、色が乗ったらあとは全体が暗く、影っぽくなるまで暗い色を重ねていきます。現実世

¥100

アクリルガッシュと油彩

以前書いたアクリルガッシュとマットメディウム技法は、その発展形としてアクリルガッシュ+油彩というやり方にも応用できます。 要はアクリルガッシュでアンダーペインティングをすることになります。時間が十分にある場合は、アンダーペインティング自体も油彩でやればよいのですが、イラストレーションの原画など〆切まで時間があまりないときには、これでかなりスピードアップすることができます。 具体的にはキャンバスに鉛筆であたりをとり、上の記事で書いた方法と同様に、アクリルガッシュで大まかに全

¥100

画材としての油彩をオススメしてみます

僕は今でこそ、というかもう20年以上仕事ではPhotoshopで制作していますが、その前は油彩でイラストレーションを描いていました。 こんなイラストレーションを描いてました。 ちなみに基底材はキャンバスではなく、水彩紙アルシュにジェッソを塗って使用していました。高い紙なので若干もったいないといえばもったいないですが、いろいろ試した結果自分好みの紙のテクスチャがこれしかなかったのです。たまにイラストレーションボードも使用していました。 では、どのようにして油彩をイラストレ

油彩用カラーチャートの作り方

このカラーチャートの作り方と混色システムの説明です。 これは僕がアートセンターの油彩の授業で習ったものです。先生はVernon Wilsonという人で、自分にとっては油彩に限らず、絵に関すること全般において非常に学ぶことの多かったクラスでした。 青山塾でのカラーチャートもこれがベースになっています。 実際に絵を描くときに、今もこのチャートの通りに混色しているかというと、そういうことはなく、もっと直感的に色を作っていますが、色について理解するには、つまり色相、明度、彩度の

¥300