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毒親からの自立とは②

この記事をお読み頂きありがとうございます!前半のストーリーについては毒親からの自立とは①にて見れます。

https://note.com/kituseful860/n/nccf2d9cd87d9

6.母との関係が好転した時期


20代になっても母との関係は一進一退でした。
母は私がやることなすこと気に入りません。
就職して金銭的な自立をしているのに何が問題なのだ!
そんな気分でした。
私にも主張があり、家を守る母にも主張があります。
当然ですが、これまでの関係からまったく話し合いになりません。
母の何が不満なのかわからないので尋ねようとしますが、取り付く島もない。
そこで、しっかりと新興宗教の活動に参加することにしたのです。
またここでも頑張り癖がなおりません。
仕事と活動の両立にのめり込む日々は19歳~31歳の結婚するまで続き、最終的に、組織のリーダとなり結構な役職を務めました。
その甲斐あってか時間管理、外面はよくなり、信仰というよりはリーダーシップや社会性は向上しました。しかし、偏頭痛は一向に治りませんでしたし、それを隠しながら活動していました。
それでも、母にとってはリーダーをして頑張る私は誇らしかったようです。
結婚するときも、その宗教の拠点で式を行い、主人は無宗教でしたが説得し入会してもしてくれました。
そのあたりから母が私を人として認め始めたと思います。

7.母の死

結婚して1年、実家の近くに新居を構え(これも母の差し金)
上の子が生まれ ”さあ これからいろいろお世話になるぞ!”
と思っていた矢先、母に胃がんが見つかり闘病生活が始まりました。
しかし、治療の甲斐もなく2011年東日本大震災の年の7月63歳という若さで亡くなってしまいました。
母は亡くなる4か月前、私の誕生日に、メールをくれました。

”お誕生日おめでとう。今ある環境を大切に。
あなたはいつまでも私にとって大切な娘です。”

これまでの甘えたかった気持ち、苦しかった気持ちが一気に溢れ、涙が止まりませんでした。
もっと早くこの言葉を聞きたかった。
でも後々振り返るとこの一言だけでかなり救われました。
私は母に愛されていないと思っていたのです。
お互いに自立することができた瞬間でした。

私はこれを教訓にして自分の子供には、”大好きだよ”  ”仲良しこよしだもんねー” ”かわいいね”と言い続けてきました。
愛の伝え方はある程度ストレートがいいのだと思います。
何気ない一言を子供は覚えているとわかっているからです。

8.父の死

母の死より、10年、2021年3月父もすい臓ガンの闘病の末に亡くなりました。父の死はかなり引きずりましたが、毒親は居なくなってしまいました。結婚してから、子育てと仕事に追われ、すっかり覚醒して新興宗教からも退会し卒業しました。

こんな不安定な体でも幸せなことはたくさんありました。これまで悪くなかった、と言えます。それは前に進み続けてきたからとも言えます。ただその代償は大きく心身をギリギリのところに追い詰めてしまったとも言えます。

いずれにせよ、体も有限な資源には変わりありません。これからの人生を大切にするため、25年の間正社員で勤めていた会社を辞めることにしました。今これを書きながら、自律神経をよくしてどんな生活がしたいのかを模索しています。

毒親さんから離れられずに毎日が苦しい中にいらっしゃるかたも見えると思いますが、どうか心に一線を引き適度な距離感を保つことを心がけてください。私は結婚というのが一つのきっかけでしたが何がきっかけかは人それぞれでしょう。結婚しても色々ある方もいるかもしれません。それでも、自分なりに人生のベクトルを幸せに向けて進むことで変えられることを覚えておいてください。

9.毒親対策

ここまで書いてきましたが、結局毒親対策どうすればいいの?
どう付き合うの?ということをまとめたいと思います。

・親が私に依存していると思っているが、実は自分も親に依存している自覚する
・自分はどう思うの?自分はどうしたい?ということをアウトプットする
・親に対して”私はこう思っている”という宣言をする(手紙で〇)
・親や家族を愛していることは伝えるが、親の期待に応えるということは別であることも伝える
・親にご機嫌をとるために頑張るのはやめる
・自分なりに幸せになることが毒親を黙らせる唯一の乗り越える方法

※ 親が自分の思う通りの反応にならなくても大丈夫です。とにかくオウムのように繰り返し伝えることです。

長い記事をここまで読んでくださりありがとうございました。
私は専門家ではないので、あくまでもご自分の状況を顧みる一助としてください。

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