地元で活躍する弟子を作ろう!(個人話)

このnoteはDJ&VJをテーマにしたアドベントカレンダー「#DJVJアドベントカレンダー」寄稿記事です。

自己紹介


皆様おはこんばんにちは、Kituneya039こと狐耶と申します。
普段は札幌拠点にDJしています。
元々はDTMerとして色んな公募コンピに楽曲提供したり、自身のレーベルを持って活動していましたが、今はDJ一本で活動しています。
良かったらSoundcloudにフリーダウンロード作品いっぱい載せてるので聞いてみてくださいね

本題(話す内容は個人の見解です)

皆さんはDJの弟子がいますか?

いやいねーよwなんで作るんだよw

って話なんですけど、
自分が思ってることを簡単に言うと、自分より後のDJを増やして箱や他のイベントに貢献する&それをすることで地元の新規集客を増やすです。

まずそう思う最大の理由は、「(東京大阪を除く)各地元で活動するDJ(視野狭いだけなのかもしれない)が少ないのか、SNS等で回ってくる都道府県のDJイベントの大半は地元DJがいろんなジャンルでDJすることでその地域のイベントが動いている」と自分が感じてしまっているからです。

サブカル系のイベントとかまさにそう思います。例えば音ゲーでDJしている方がアニソンのDJイベントにレギュラーとして出演し続けてたり、ハードコアでDJしている人が同人音楽イベントや邦楽イベントボカロイベントにひっきりなしに出演したり(あ、それ僕なんですけど)
今は好きだから!!って理由で全然続けられるとは思っていても、地元で活躍するDJさんの負担が大きすぎるなと考えてます。良く言えば3年以上現場に出演しているベテランたちが盛り上げてくれる。悪く言えばその地域のDJがいないが故に次の世代にバトン出来てないと考える。
まぁこれはDJとしての考え方というよりはオーガナイザー寄りの考え方ですが…

そういうのどうにかしたいよねってことで、僕はDJの弟子を作ることにしました。自分はこの界隈が好きなので、地元のDJを増やして箱や他のイベントに貢献したいなと思ったからです。

まずはDJ始めたての頃にNew Step!!(ニュウステ)というツイッター公募でDJを募集するイベントを開きました(獄さんのワークショップのパクリ)

土日に軽率に機材に触れる機会を作ることでDJ人口増やそうと思ったからです。当時一緒に活動していたbiscoもそれを汲み取ってくれたし色んな人と交流して見たいなって気持ちもあったので…今現在、札幌で活躍するツキホさんやまどろみさんとかNAKATAさんも遊びに来て機材触っていました。
そんな中、僕はある出会いをします。そう一番弟子となるMangan君、2番弟子のKASHIZM君です。
Manganくんは元々音クラで知り合って交流し始めたばっかでしたが、ゴシック系が好きなのかAkhutaぶっ刺さりでしたし育てたら面白いことやりそうだな、聞きたいなーって気持ちで勧誘しました。
KASHIZMくんに至っては元々同級生の影響でハードコア系やボカロ音楽を嗜んでて、趣味合いそうだしDJやる機会を増やして聞きたいなぁと思ったので勧誘しました。

と、こんな風に自分より年下でもDJやってみたい!って子を探したらいるんだなと思いました。この二人はのちに自分のイベントに勧誘したり自分以外のオーガナイザーに気に入られて他のイベントに出演するようになったりするんですけど、それは別の話

弟子を作るメリットデメリット

メリット
最大のメリットとして経験とスキルと物事を伝える事の向上、結果的に自分の成長に繋がります
自分は他人とフィーリングでしか喋れないので昔から悩んでましたけど、機会を増やす事で仕事で生かす事が最近になってようやく出来てきました。コミュでメッタクソ言われてるので本当に助かる。
その他に新規客層の獲得が望めます。
これはDJデビューするから遊びに来て〜って言って来てくれるお友達とかが含まれます。
というのはクラブイベント、一人でも遊びに行こう!って人滅多にいないんですよね。それは過去のnoteに自分の体験談まとめてるのでこちらもどうぞ

じゃあどうやったら新規さん来るかって話で一番現実的なのはDJデビューする新人さんのお友達やそのDJイベントを気に入った子がお友達に口コミしたり一緒に遊びに行くことです。
僕は主な告知方法としてTwitterやInstagramなどSNSを使った告知をしていますが、それってSNSとはいえど自分たちの周りから発信していくローカル的なもので、新規さんってそもそもSNSでDJ告知を見た!行きたい!って普通はならないと思っています。(東京大阪など大都市はこれに含まれていません)そこで弟子の出番です、新しいDJがデビューすると必然的に聴きに来てくれる人が少なからずはいます。僕はそこを狙って声かけしたり一緒に乾杯することで楽しかったなーってまた行きたいなーって気に入ってくれたら弟子としても師匠としても凄い嬉しい事です。

デメリット
デメリットとしてはその弟子の人間性について一目では見れない事です(ここで言うのはDJのミスとかではなく対人トラブルや器物破損等のこと)
要は弟子のやらかしは師匠にも影響はないとは言えないですよねって話です。やらかし→バックアップ取ることも新人が活動をする為にも師匠として大事なことなので、一心同体みたいなものですね。師匠になるからには失敗しても俺がいるからな!って気持ちは持っていてください。
あと成長のペースは人に寄ります
丁寧に教えたとしてもすぐ出来るようになる子もいれば時間がかかる子もいます。すぐにデビューさせたい!気持ちも分かりますが
そして決して出来ないからって教えるのを諦めないでください。向こうも時間割いてお金払って来てますので…

弟子を作るために心がけたこと


・一つのイベント、一つの界隈に止まらない。
複数人作るのであればこれは大事です。新規さんと出会う為にはまず自分が新しい場所に足を運ぶ必要があります。一つのイベントで弟子を作りまくったらそのイベント、DJしかいなくなるので

・自分のDJスキル向上、目立つ活動をした。
師匠になるからには自分磨きというか常に最前に立ち続ける姿勢は大事だと思います。だから地道な練習やどういう形であれ自分の顔と名前を覚えて頂く活動は精力的にしました。そうでないと上手かろうが下手だろうが相手に信頼して頂けないので。
僕が顔出し始めたのは後者が8割。

・DJ練習会イベントを開いた&他の練習会に遊びに行った。
これは全国のイベントをSNSで見て思った事ですが、公開型の練習会イベントってないんですよね。
ニュウステやすてもどを始めた時、わりとDJ始めたい!って方がわんさか来ましたしDJデビューとはいえこういうの待ってたかも…なんで金銭に余裕あれば練習会は始めて欲しいイベントだなと思います。
札幌では過去に練習イベント結構あったんですが、その場合は自分が開催する以外の練習会や飛び入り出来るイベントにもいきましょう。
僕はこういうイベントに行く事で3番弟子へらるどくんや6番弟子の玄米茶会ったので思わぬ出会いがあるかもしれませんね(他の練習会で弟子取っちゃった)

・教える時は弟子のやりたいジャンルで教える
僕はオールジャンルDJではあるので結構色んなDJが出来ますが、始めたての子にそんなこと言っても無理に等しいので好きな曲、好きなジャンルで教える事に徹底しています。そうでないとやり方理解してもらえないのと、僕は特殊な分類ではあるので始めたての頃は僕を目指さないで欲しいなというお気持ちです。

まとめ


今回伝えたかったことは弟子を作る事で、大都市以外でDJ活動を行う層を増やす&新規客層の獲得を見込めることでした。
師匠になってDJを教える→弟子がDJデビューする→新しい人が増える→弟子が新しい人を弟子にする
これが理想的な良い循環です。
最近ではVRDJの普及で地元に暮らしながらVRCでDJを行う方が増えています。弟子関係ないかもですが地元DJ増やすなら僕は狙うべきかなーと思ってたりします。
なので逆輸入みたいな感じでVRDJ目指す方のDJのやりかたを教えられたらいいなぁと思っています。

ここまで戯れ言でしたが閲覧ありがとうございました。二ヶ月一回ペースでSTEPUP MODEを札幌CAT HOUSEさんで開催していますので良かったら遊びに来てください。

狐耶

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