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多胎児育児をケアする必要性について考える

どうも、きっとです。

本日、愛知県豊田市で開催された
【第5回あいち多胎のつどい】に
父親子育ての相談員として
参加してきました。

私は、2人の子どもがいますが、
多胎児ではありません。

多胎児と聞いても、
ピンとこない方は多いかもしれません。

多胎児とは、双子や三つ子などの事です。

子育ては、1人でも大変ですが、
双子であれば、2倍という風に
単純なものではありません。

お話を聞く中で、その様に強く感じました。

情報が少ない不安

少し古いデータですが、
1995年から2017年、政府が調査した人口動態統計によると、
多胎児の分娩割合は、約1%となっています。

1%~2%と考えてみると、
100人に1人から50人に1人の割合ですね。

ですから、何かを調べようとしても、
限られた情報になる傾向にあります。

もちろん、子どもという部分では、
共通していますから、年齢発達の目安はあります。

しかし、例えば双子であれば、
その年齢発達が同じなのか?
その様なことも不安になると思います。

私は、19年保育士、園長の経験もあり、
子育てイベントの講師も含めると
今まで2,000人近くの子どもたちと関わっていました。

その経験から、子どもの年齢発達は
、目安で合って
個人差が非常に多きいということです。

他の子と比べなくても大丈夫、
その子のペースに合った年齢発達がありますよ。
と伝えますし、多くの支援員、保育士も伝えると思います。

それは、年齢発達の段階や目安を
熟知しているから、次はこのような発達かなと
予測できる部分もあるからです。

とは言え、保護者の方々すべてが、
その様な年齢発達を知っているわけではありません。

例え、その様な年齢発達の目安を知っていても、
私も子育てをする親として不安を感じることもあります。

1人の子どもでも感じる不安を
同時に2人、3人といる親の不安は、
同じ悩みのカテゴリーであっても、
本質的なところは違うように感じます。


親にも労いの言葉が必要

イベントでお話を聞く中で、
本当に親御さんが、
子育てに一生懸命ということを感じました。

双子や三つ子など、
他の方がほとんど経験をしたことがない育児、
少ない情報の中、積極的にイベントに参加し、
つながりを持ったり、
先輩パパママや支援団体の方の話を聞く
積極的な姿が多く見られました。

育児のお風呂の場面1つとっても、
双子の場合であれば、パートナーの協力は
必要不可欠でしょうし、寝かしつけもそうですね。

日々奮闘されています。

昨日も、そして、普段の子育て相談員で
様々な親御さんの話を聞く中で、思う事があります。

それは、子育てをしている親御さんは、
みな、頑張っていますが、
その労いの言葉は誰にかけてもらうのでしょうか?

仕事であれば、働いた分の給与がでます。

ただ、子育てをしたから、報酬がでることもありません。

労働基準法では、1日の法定労働時間は
8時間と決まっていますが、
子育ては、その8時間を簡単に超えます。

だれも、お金の為に子育てをしているわけではありませんし、
労働基準法がどうとか考えてもいません。

ただ、日々奮闘し、
睡眠時間を削り、子どもの健やかな成長を願い、
抱える不安を持ち続け試行錯誤する親御さんを
ケアすることは必要だと思います。

一番はパートナー同士でしょうし、
その家族に周りにいる人、
支援する人がその頑張りに声をかけ、
ケアしていくことが大切ですね。


双子の成長した姿

昨日、イベントで双子の青年がいました。

お話をうかがうと、
双子ならではの悩みや喜びを発信することで、
少しでも、双子や三つ子の子育てをする
親御さんにお役に立てたらと活動されています。

本当に素晴らしいと思う事は、
なにより実体験だから、
説得力がありますよね。

お二人のトークショーを
熱心に聞き入る親御さんたちがいました。

今は、子育てに奮闘、
悩みや苦労も多いかもしれないけど、
わが子がどんな風に成長するのだろうと、
思いめぐらせていたのでしょう。

1人の子育てよりも大変さが多い分、
成長し大人になった時にその喜びの
何十倍となってかえってくる。

お二人の話を聞きながら私は、そう思いました。

支援の輪を広げる

昨日のイベントでは、
協力団体が11団体、一般社団法人あいち多胎ネット主催で、
共催団体ぶるぷるネットあいち、
公園に豊田市と多く支援団体が
このイベントでの支援を行いました。

子どもたちにとって、
健やかな成長と笑顔溢れる子育て環境を
整えていく事は、大人の役割であり、
社会にとってもっとも重要なことですね。

私にできることは、
少ないかもしれませんが、
昨日であった方々との縁を大事に、
今後もこのように多胎児の育児の現状や課題を
学びながら発信していくことだと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

きっとでした。

父親の子育ていついてはこの記事をご参考に。⇓


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