見出し画像

度胸ついたな

木頭の暮らしの知恵を
木頭で暮らす方々から教わりたくて
木頭に移住してきた私

何でもかんでも
その場に居ながら
小さく便利な電子媒体で
欲しい情報に触れられる昨今

それは本物なのだろうか?
知る、分かるって何なんだろうか?

子どもの時
毎年なぜか春になると
父と一緒につくしとりに出かけ
楽しそうにつくしをとる父のそばで
私も当たり前のようにつくしをとっていて

秋になれば
親戚の山に松茸をとりにいき
蜘蛛の子を散らすように
山へ消えていくおじちゃんたちとは違い
父は、私を連れて
毎年生えている赤松のポイントへ
連れていってくれて
松茸をとらせてくれた

体験して学んだことは
本物だなと今になってから思う

木頭で暮らしはじめてから
どれだけの本物を体験しただろうか?
毎日が体験で
毎日が学び
本物は私の心を鷲掴みにしてくる

私が木頭にきてすぐの年から
地域の方々が
毎年、お餅づくりのお手伝いに
声をかけてくださり

杵つき餅を
一緒に作らせてもらっていて
餅をついたり
餅をとったり
餅を丸めたり

初めは言われるがまま
上手くできなかったけど
毎年かなりの餅をつくもんだから
できなかったことが
できるようになったり
餅つきの段取りも分かるようになってきたり
失敗したときのリカバリー方法なども教わった

つい先日も
イベント配布用のお餅づくりのお手伝い

「いつも助かるわぁ。もう長いことしよるもんの。もう何年になる?8年目か?長いの。」

というお話に

「たくさんお手伝いさせてもらったおかげで、自分で餅つけと言われても、できるような気がします。ありがとうございます。」

と、お伝えすると

「度胸がついたの。よかった。よかった。」

度胸とは
自分でできるという自信だなと
それは、本物の体験のおかげだなと

本物の体験は
頭だけじゃなく
身体と心にも
分かる、知るということを
与えてくれる

そうやって身についた技は
なかなか離れないし
積み上げていくほどに
当たり前の技になって
身についていくんだなと

木頭に来てすぐの私には
想像もできないほどの暮らしの知恵を
木頭の方から教わり
今でもまだ教わり続けています
それがなんだか
移住8年目の今も
楽しくてしかたないのです^ ^

これからも
どんどんと
本物の体験をさせていただき
度胸つけていきたいと思います^ ^

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?