やってみんと分からんこと
木頭で暮らしはじめるまでは
たけのこ掘りは
年に一度のスペシャルな体験で
特別感があるものだったんだけど
木頭では
みなさん、当たり前のように
たけのこが出てきたら掘り
羽釜出してアク抜きして
たけのこうまいのぉーと
じゃんじゃん食べていて
「たけのこ出てきたけん、掘ってきたんよだ。いるか?糠入れて茹でとるけん、すぐ食えるぞ。」
と、お裾分けをたくさんいただく
そんな木頭では当たり前のことも
私にとっては
移住8年目にしても
特別な体験なので
いつも、たけのこ掘りからやりたい!
と、お願いして
毎年恒例のたけのこ掘り体験になっている^ ^
はじめは
「こうやって、こうやって、こうしたらええんぞ。」
と、丁寧に掘り方を
教えてもらっていたけれど
最近は
「もうできるだろぉ。ほうじゃほうじゃ。根っこが邪魔したりもするけん、そっちからいったほうがええわの。ほうほう。うもうなってきたのぉ、さすがに。ははははは。」
と、言われるので
にやにやしながら
たけのこ掘りを満喫^ ^
やって出てくる知恵もたくさん!
仲良しおばあちゃんちの庭先に
大きな羽釜を出して
糠と唐辛子いれて
薪入れて
杉芝に火をつけて
1時間以上はぐつぐつと
「たけのこは、しっかり茹でたらうまいいうのぉ。1時間以上は茹でて、そのまま湯が冷めるまでおいといての。あとは、井出の水にさらしといたらええわ。」
茹で待ちの間に
川原へ行って
いたずり収穫!
「いたずりは、日向に置いといたら、皮剥けやすくなるけんの。」
「たけのこと一緒に塩漬けしたら、ええ色になるぞ。」
「いたずりは、水にさらして、酸味抜いてから、醤油、砂糖で、ちょっと炒めて食べたらうまいわだ。」
などなど
山菜は
収穫からアク抜きまでに
まあまあ時間がかかる
移住してきた頃は
3分間クッキングのように
手間暇かかるプロセスをすっ飛ばし
食べれる状態になったものを
いただいてばかりだったから
話ではアク抜きの仕方も聞き
時々そばで一緒にやらせてもらうこともあったけど
自分ひとりでやってないもんだから
まあまあ、理解していないことも多い(笑)
最近は
やり方を覚えるために
「ひとりでやります!」
なんて、言っちゃって
挑戦しているけれど
あれ?これ水から入れるんだったっけ?
湯から揚げたら、すぐ水に浸けるんだった?
冷めるまで置いとくんだった?
などなど
細かいところが曖昧に(^_^;)
百聞は一見にしかず
とは、こういうことかと
じわじわ感じています^ ^
毎年、毎年
季節は巡ってくるので
年に一度のチャンスを大事に
自分でやって
分からんかったら
失敗したら
ご近所さんに確認する
を繰り返し
自分の技にしていけたらと
思っています^ ^
「ウドもあるぞ!持っていったらええわ。」
ちゃっかりウドもいただいて^ ^
木頭の春の休日は
地域の方と一緒に
山菜採りに勤しんでいます^ ^
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